ソヴィエト宮殿―建設計画の誕生から頓挫まで

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ソヴィエト宮殿―建設計画の誕生から頓挫まで

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  • サイズ A5判/ページ数 437p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801005679
  • NDC分類 523.38
  • Cコード C0052

内容説明

社会主義国家の理念の象徴として期待された建築プロジェクト・ソヴィエト宮殿。内外の建築家を結集して競技設計を重ねたものの、様々な困難と状況の変化を経て、基礎工事の段階で破棄される。国家を挙げた一大建築計画はなぜ幻に終わったのか。膨大なアーカイブ資料の調査をもとに、“レーニン”から“スターリン”への転換だけでは語りつくせない、プロジェクトの誕生から消滅への過程を丹念に辿る。競技設計に提出された60点以上に及ぶ設計案を収録。

目次

プロローグ―ソヴィエト宮殿を巡る状況
第1章 プロジェクト誕生の背景―宮殿型建築物の登場(一九一九‐一九三一)(労働者宮殿の競技設計;労働宮殿の競技設計 ほか)
第2章 競技設計―モニュメンタリティの生成過程(一九二八‐一九三三)(ソヴィエト宮殿の競技設計が決定するまでの動き;事前競技設計(一巡目) ほか)
第3章 建設―メガロマニア実現への確信(一九三三‐一九三七)(最終案の策定へ向けて;競技設計終了後のソ連建築界と建築物内部空間に関する議論 ほか)
第4章 一時中断から頓挫へ―新たなシンボルの登場と価値の低下(一九三七‐一九五二)(高層部の設計に関する技術論文;最終設計案完成後の動き ほか)
エピローグ―反芻される物語

著者等紹介

鈴木佑也[スズキユウヤ]
1980年、神奈川県に生まれる。新潟国際情報大学准教授。ロシア国立美術学研究所にて准博士号(Ph.D.芸術史)取得後、東京外国語大学大学院博士後期課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て現職。専門はロシア・ソ連芸術史及び建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

88
見る者を圧倒する効果を最大限に追求したスターリン様式の巨大ビルが、モスクワには幾つもそびえている。出発点となったソヴィエト宮殿は構想だけに終わったが、コンペでは内外から多数の斬新な設計案が寄せられていた。掲載された完成予想図にはSF映画に出てきそうな前衛的アイデアもあり、建築分野では革命後のアヴァンギャルドやモダニズム思想が残っていたのだ。しかしソ連と共産党の栄光を称える象徴的建築物を望んだ独裁者は、空へと伸びる擬古典主義的な摩天楼を選んだ。その変遷のプロセスには、政治と建築の奇怪な結びつきが垣間見える。2022/07/17

takao

2
ふむ2022/08/23

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