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出版社内容情報
昨日まで抱えていた恐怖と戦い、エリアスとの今日に一歩踏み出すことが出来たチセ。名付けられた感情に世界の美しさの一片をみたエリアス。少しずつ変わっていくふたりの前に現れたのは助けを求めるリャナン・シーだった。消え入りそうな声で必死に縋る彼女に、チセが出来る事とは……。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイカラ
109
リャナン・シーの愛の結末、チセの体調不良、シルキーの過去話、そして黒い女神と冥府の鹿。リャナン・シーの話は、人と人ならざる者とが幸せに添い遂げることの難しさを明示している。まあ種族が違うんだから当たり前といえば当たり前な話なんだけど、それでも別離は悲しい。是非とも骨頭師匠と赤毛な嫁さんには頑張ってもらいたい。2016/03/10
イーダ
103
ジョエルさんの人生の最後になんとかしてリャナン・シーと会わせてあげたいと願うチセ。はじめてのわがまま。チセがだんだん自己主張をしてきているのが良いですね。なんか「家族」になってきている感じ。シルキーの話、ちょっと切なかったですけど、彼女も「家族」の一員ですよね。2016/03/16
sskitto0504
89
チセのワガママは切ない終わりでしたが良かった…そしてチセに生きたいという気持ちがあるのが知れてよかったです。シルキーの昔話はなんだか心温まりました…次はどんな展開になっていくのかなぁ…2016/03/11
exsoy
86
ああ、シルキーって絹からきてたのかぁ…と今更ながらに気付く。バンシーだったのは驚き。2016/07/29
T.Y.
82
「人外と人間」カップルの先達であるリャナン・シーとジョエルの切ない結末、そしてチセの身体にも異変が……「妖精の取替え子」の事例もあり、妖精と人間の間でどう生きるのか、という問いが突き付けられる。そんな中で、住人不在でも家を守り続けるシルキーの姿と彼女の過去も描かれる。バンシーからの転身とは…。最後は冬至の迎え方。様々な妖精達や魔法の儀式を丁寧に描いていて、チセがその中で生きているのだということがよく感じられる漫画。危機もあったが全体に平和だったかな、と最後にアリスの再登場で、改めて思う。2016/03/12