若い読者のためのアメリカ史

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若い読者のためのアメリカ史

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784799107690
  • NDC分類 253
  • Cコード C0030

出版社内容情報

現代において、善くも悪くももっとも世界に影響を与える国、アメリカ。
どのような変遷をたどって、今のアメリカが形作られてきたのか、その政治、文化、思想、宗教の源泉に迫る直近500年を扱ったアメリカ史。航海者コロンブスの視点から始まる躍動感にあふれた世界観は、単に歴史を学ぶという以上の、心躍る体験となること間違いなし!

James West Davidson[ジェームス ウエスト デイビッドソン]
著・文・その他

内容説明

航海者コロンブスの視点からはじまる手に汗握る激動の五〇〇年。どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。

目次

鳥たちはどこへ導いた?
空間と時のなかにおける大陸
ひとつから成る多数
黄金時代と黄金の時代
世界が衝突する時
われはいかにして救われるか?
天使たちと見知らぬ者たち
好景気に浮かれる国
公平と不公平
啓蒙と覚醒〔ほか〕

著者等紹介

デイビッドソン,ジェームズ・ウエスト[デイビッドソン,ジェームズウエスト] [Davidson,James West]
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている

上杉隼人[ウエスギハヤト]
翻訳者、編集者

下田明子[シモダアキコ]
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

13
コロンブスが新大陸を発見してから9.11までのおよそ500年、アメリカはどのように歩んできたのか。歴史書でありながら長大な物語を読んでいるかのような興奮を覚える。 国内で、外国で、さらには差別に対してや自由を得るためと、アメリカの歴史はとにかく戦い続けている印象。そしてこれからもその戦いは続くと思われる。強大な影響力は国内で止まることはなく、これからも世界を揺るがしていくことだろう。 自分は若い読者ではないけど、アメリカの変遷を振り返っておくのもいいかもしれない。2020/04/12

ケニオミ

13
アメリカ合衆国の歴史を俯瞰することのできる良い本だと思います。特に、独立戦争およびフランス革命に、アメリカがそれぞれイギリスおよびフランスとどのような関係を有していたのかが分かったのが収穫でした。また、黒人問題でアメリカが分裂の危機に陥り、薄氷を踏むような政治判断をしばらく続けていたことを知ることができたのも収穫でした。一国の歴史を著すとすれば教科書的になることは避けられませんが、教科書として薦められる内容だと思いました。2019/02/22

PenguinTrainer

9
インディアンが生活していた頃から自由の国アメリカになるまでの歴史が物語口調で書かれた本。 統治、教育、政治など様々な要因が絡み合って今のアメリカがあり、安易に日本の価値基準を当てはめることは難しいと感じることができた。2022/04/17

Sherlock Holmis

4
アメリカ通史という困難な仕事を成し遂げている良書。特にミクロとマクロの視点の切り替えが巧みだ。多数からなるひとつ、というキーワードの通り、アメリカの特質は一見極端な思想の集まりが牽制・拮抗を繰り返すことによる比類なきバランス感覚と自浄作用にあり、それがかつて権威主義・全体主義体制が陥ったような破滅を防ぐことにつながってきたと思う(そして今回もそうなることを信じる)。さて本書にもトクヴィルの洞察の影響が感じられ、できるなら派生の読書としたいが…2020/08/09

カラコムル711

4
コロンブス以後現代まで500年あまりのアメリカ史である。一人の著者だから視点は定まっている。「多数からなるひとつ」というアメリカの国の成り立ちと経過である。著者は違いがあることは悪いことではない、むしろ純粋さを求めれば誤った道に進むと歴史を使い説いている。妥当な見方だろう。過去のインディアンへの侵略や奴隷、黒人差別のことも明確に書いている。どこかの国のように自虐史観はだめだなどという馬鹿げた主張とは大違いだ。むろん詳しいことはこの本だけでは無理だが、それでも知らないことを多く教えてもらった良書だ。 2019/03/02

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