出版社内容情報
絵を描く前に
はじめてであうデザインの本
絵に用いられる、さまざまな点や線。太さ、濃淡、勢い、密度などの各要素が暗示することは何か。点や線の描き方を使い分けることによって、さまざまな意味や効果を生み出す方法を知る。ムナーリの知的ユーモアに満ちた、美しい見立ての数々に導かれ、視覚表現によるコミュニケーションの基礎を学ぶ演習帳。
点と線という性格の異なるものが、どのように手をとりあっていくのでしょうか。―ブルーノ・ムナーリ
*伝説のデザイン教本 「ブロック・ノート・シリーズ」
ムナーリは、誰にもわかるやさしい言葉と絵を使って、デザインを学ぶための本をたくさん作りました。本書は晩年のムナーリがイタリアのコッライーニ出版の編集室で、新しいデザインの教科書の夢を語りながら、その場で装丁まで仕上げてしまったという伝説の教本BLOCKNOTESseriesの一冊です。内なる子どもの好奇心を全開にしてたくさんの不思議を観察し、空想の力を借りて誰にも見えていなかった真実を発見する。驚きと歓びに満ちたムナーリ流デザインの学び。心ゆくまでご堪能ください。 ―― 訳者 阿部雅世
ブルーノ・ムナーリ[ムナーリ ブルーノ]
著・文・その他
阿部雅世[アベ マサヨ]
翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんかともま
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点と線の表現力と、それが何に見えるかをほんの少しだけ書いた文が想像力を刺激する。何かの個展のよう。何も意図せず描いたのではなく、ある規則性によって意味を持たせているように感じた。よく見ると同じ形の連続であったり、同じ強弱のつけ方であったり、同じ向きであったり。ただでたらめで描くのではなく、ある目的や法則を与えることが店と線のひみつなのかもしれない。絵本のようでもあり、子どもも楽しめそう。しかし、ひみつというほど大それたものや、ひらめきのヒントがあるかというと微妙なところ。アート的教養絵本というイメージだ。2020/12/12
AnoA
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ブルーノ・ムナーリ展、とてもよかった。 似てるかも、と勝手に思って親近感。点と線の無限。2019/03/06
yutolog
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点と線の組み合わせだけで様々なアートが表現できる。