技術者のための線形代数学―大学の基礎数学を本気で学ぶ

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技術者のための線形代数学―大学の基礎数学を本気で学ぶ

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798155364
  • NDC分類 411.3
  • Cコード C3041

出版社内容情報

機械学習の理解に通じる大学数学『線形代数学』を基礎からしっかり学び直したい人に向けた書籍です。「技術者のための」と冠した数学書の第2弾――線形代数学



「機械学習を支える『数学』をもう一度しっかりと勉強したい」方々に向け、理工系の大学生が学ぶ『線形代数学』を基礎から解説した書籍です。



■本書の特徴

・機械学習を支える大学数学の3分野のうち、線形代数学を順序立てて学習できる(既刊『技術者のための基礎解析学』、続刊予定『技術者のための確率統計学』との姉妹編。これら3冊で大学数学の3分野を学ぶことができる)

・定義と定理をもとに、厳密に展開される議論を丁寧に説明している(再入門者に理解しやすい)

・各章の最後に理解を深めるための演習問題を用意



■対象読者

・大学1、2年のころに学んだ数学をもう一度、基礎から勉強したいエンジニア

※理系の高校数学の知識が前提となります。理工系の大学1、2年生が新規に学ぶ教科書としても利用いただけます。



線形代数学がテーマの本書では、実数ベクトルに限定して、「一次変換」「行列式」「固有値問題(行列の対角化)」といった定番の内容、そして、ベクトル空間の公理にもとづいた、より一般的なベクトル空間の性質を取り扱います。



線形代数学というと、行列式の性質や対称行列の対角化など、「結果は知っているけれど、なぜそれが成り立つかはわからない」という内容も多いかもしれません。

本書では、定義にもとづいた厳密な論理展開とともに、できるだけ丁寧に計算を進めることで、それぞれの内容について、「確かにその通り」と納得できる説明を心がけました。

お好みのノートと筆記用具を用意して、本書の説明と、数式にもとづいた論理展開をみなさんの「手と頭」で、ぜひ再現してみてください。

そして、直感的な理解にとどまらない、「厳密な数学」の世界をあらためて振り返り、じっくりと味わってください。



Chapter 1 2次元実数ベクトル空間

1.1 ベクトル空間の定義

 1.1.1 実数ベクトル空間

 1.1.2 基底ベクトル

 1.1.3 縦ベクトルと横ベクトル

1.2 ベクトルの一次変換

 1.2.1 一次変換の定義

 1.2.2 一次変換の具体例

 1.2.3 一次従属と一次独立

1.3 行列の計算

 1.3.1 行列の定義と基本演算

 1.3.2  2×2行列の逆行列

1.4 行列計算の応用

 1.4.1 連立一次方程式の解

 1.4.2 行列による一次変換の表現

 1.4.3 固有値問題と行列の対角化

1.5 主要な定理のまとめ

1.6 演習問題




Chapter 2 一般次元の実数ベクトル空間

2.1 実数ベクトルのn次元への拡張

 2.1.1 n次元実数ベクトル空間

 2.1.2 一次独立性と基底ベクトル

2.2 行列と一次変換の性質

 2.2.1 一次変換の性質

 2.2.2 一次変換と正則行列の関係

 2.2.3 行列のランクと掃き出し法

 2.2.4 逆行列の計算方法

2.3 連立一次方程式の解法

 2.3.1 連立一次方程式と行列の基本操作

 2.3.2 変数と方程式の数が一致する場合

 2.3.3 変数と方程式の数が一致しない場合

2.4 主要な定理のまとめ

2.5 演習問題




Chapter 3 行列式

3.1 行列式の定義と基本的な性質

 3.1.1 行列式の定義

 3.1.2 行列式の交代性と多重線形性

 3.1.3 行列式の幾何学的意味

3.2 行列式の特徴

 3.2.1 行列式の一意性

 3.2.2 転置行列と積に関する公式

 3.2.3 行列式と一次独立性

3.3 行列式の計算手法

 3.3.1 ブロック型行列の行列式

 3.3.2 余因子展開と逆行列

3.4 主要な定理のまとめ

3.5 演習問題




Chapter 4 行列の固有値と対角化

4.1 固有値問題とその解法

 4.1.1 行列の固有値と対角化の関係

 4.1.2 固有方程式による固有値の決定

 4.1.3 固有空間の性質と固有値問題の関係

 4.1.4 固有値の性質

4.2 対称行列の性質と2次曲面への応用

 4.2.1 ベクトルの内積と直交直和分解

 4.2.2 対称行列の対角化

 4.2.3 2次曲面の標準形

4.3 主要な定理のまとめ

4.4 演習問題




Chapter 5 一般のベクトル空間

5.1 ベクトル空間の公理

 5.1.1 ベクトル空間と部分ベクトル空間

 5.1.2 ベクトル空間の基底ベクトル

5.2 ベクトル空間の一次変換

 5.2.1 一次変換の定義と行列による表現

 5.2.2 基底ベクトルの変換

5.3 主要な定理のまとめ

5.4 演習問題




Appendix A 演習問題の解答



中井 悦司[ナカイ エツジ]
著・文・その他

内容説明

機械学習を支える大学数学の3分野のうち、線形代数学を順序立てて学習できる。定義と定理をもとに、厳密に展開される議論を丁寧に説明している。各章の最後に理解を深めるための演習問題を用意。

目次

1 2次元実数ベクトル空間
2 一般次元の実数ベクトル空間
3 行列式
4 行列の固有値と対角化
5 一般のベクトル空間
Appendix A 演習問題の解答

著者等紹介

中井悦司[ナカイエツジ]
1971年4月大阪生まれ。ノーベル物理学賞を本気で夢見て、理論物理学の研究に没頭する学生時代、大学受験教育に情熱を傾ける予備校講師の頃、そして、華麗なる(?)転身を果たして、外資系ベンダーでLinuxエンジニアを生業にするに至るまで、妙な縁が続いて、常にUnix/Linuxサーバと人生を共にする。その後、Linuxディストリビューターのエバンジェリストを経て、現在は、米系IT企業のCloud Solutions Architectとして活動。最近は、機械学習をはじめとするデータ活用技術の基礎を世に広めるために、講演活動のほか、雑誌記事や書籍の執筆にも注力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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