内容説明
行動経済学の背景、概要と射程がわかる。直感による間違いやバイアスがわかる。アノマリーを解くプロスペクト理論とは。フレーミングによる判断の違いがわかる。インセンティブ、コミットメント理論とは。経済行動の心理的な側面と根拠がわかる。
目次
第1章 行動経済学とは何か
第2章 ヒューリスティクス
第3章 プロスペクト理論
第4章 フレーミング
第5章 選好の逆転
第6章 お金と公正
著者等紹介
ダンフォード,ハワード・S.[ダンフォード,ハワードS.] [Danford,Haward S.]
1962年生。同志社大学非常勤講師。行動経済学を中心にゲーム理論やミクロ経済学を駆使し社会分析を行う。近年はニューロ・エコノミクスの将来に期待を膨らませている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かわけい
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毎日暮らしている中で私なりに自分の合理的判断で物事を選択しているつもりだったが、この本を読んで世間に操られて暮らしていることがよく分かった。ハロー効果ーー私は権威に弱い。アンカリングーー優しい刑事と怒鳴る刑事テレビでよく見ます。保有効果ーー自分の持っているもの方が価値がありそうな気がする。フレーミングーーほとんどの場合引っかかってしまいそう。希少価値効果ーー手に入れないと損をした気になる。サンクコストーー高い金を払って手に入れたものは捨てられない。1年後の1万円よりも今日の8千円。自分の基準がわからない。2016/01/19
ぶひん
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ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」を読んだあとに、この本に手を出したので復習みたいな感じでわかりやすかった。プロスペクト理論やバイアス、ヒューリスティック(直感)、フレーミングといった人の行動を無意識的に左右する様々な要因をわかりやすく例を示しながら説明してくれている。この本を読んでから「ファスト&スロー」を読むと更にわかりやすかったと思う。2014/11/06
Lao Zi
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人は、なんと不合理に動くのか。行動経済学が、その謎を解き明かすような気がします。2013/06/18
とまと
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イラストや例が実生活に近いものでわかりやすかった。 人って合理的な行動とってるようで意外なものに流されて不合理的な行動をとってるんだなぁ。 自分もナッジしていきたい。 次はファスト&スローを読んで見る。2018/05/29