出版社内容情報
美術館にはなぜヌード作品がたくさんあるのだろう? 女神像が服を脱いだ古代ギリシア時代から現代美術までをたどり、印象派や藤田嗣治のヌード作品にも言及。美術をより深く理解し、楽しむための1冊。
布施 英利[フセヒデト]
著・文・その他
内容説明
ヌードの彫刻が男性像ばかりだった古代ギリシア時代、その末期になって突然、女性のヌード像が登場する。以降、ルネサンス、印象派から現代美術にいたるまで、また黒田清輝や藤田嗣治をはじめ、日本の芸術家にとっても、ヌードは一大テーマであり続けている。美術をつくる者と見る者、双方を惹きつけてやまないその魅力とは何だろう?ヌードの美術史をたどり、鑑賞のポイントをつかむことで、美術全般への理解が格段に深まる一冊。
目次
第1章 なぜ美術館にはヌードがあるのか(母としてのヌード;両性具有のヌード)
第2章 ヌードの歴史1 古代ギリシア美術(古代ギリシアのヴィーナス;サモトラケのニケ ほか)
第3章 ヌードの歴史2 ルネサンス美術(ボッティチェリ;ミケランジェロ ほか)
第4章 ヌードの歴史3 近代美術(ロダン;モディリアーニ ほか)
第5章 ヌードのための人体解剖学(久米桂一郎の人体解剖図(1)…筋肉
久米桂一郎の人体解剖図(2)…骨格)
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
美術批評家、解剖学者。1960年、群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。同大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)などを経て、95年、本格的に批評活動に入る。以来、人体、脳、死生観などをテーマに芸術や社会との関連性を問い続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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