インターナショナル新書<br> ヌードがわかれば美術がわかる

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インターナショナル新書
ヌードがわかれば美術がわかる

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680287
  • NDC分類 701.5
  • Cコード C0271

出版社内容情報

美術館にはなぜヌード作品がたくさんあるのだろう? 女神像が服を脱いだ古代ギリシア時代から現代美術までをたどり、印象派や藤田嗣治のヌード作品にも言及。美術をより深く理解し、楽しむための1冊。




布施 英利[フセヒデト]
著・文・その他

内容説明

ヌードの彫刻が男性像ばかりだった古代ギリシア時代、その末期になって突然、女性のヌード像が登場する。以降、ルネサンス、印象派から現代美術にいたるまで、また黒田清輝や藤田嗣治をはじめ、日本の芸術家にとっても、ヌードは一大テーマであり続けている。美術をつくる者と見る者、双方を惹きつけてやまないその魅力とは何だろう?ヌードの美術史をたどり、鑑賞のポイントをつかむことで、美術全般への理解が格段に深まる一冊。

目次

第1章 なぜ美術館にはヌードがあるのか(母としてのヌード;両性具有のヌード)
第2章 ヌードの歴史1 古代ギリシア美術(古代ギリシアのヴィーナス;サモトラケのニケ ほか)
第3章 ヌードの歴史2 ルネサンス美術(ボッティチェリ;ミケランジェロ ほか)
第4章 ヌードの歴史3 近代美術(ロダン;モディリアーニ ほか)
第5章 ヌードのための人体解剖学(久米桂一郎の人体解剖図(1)…筋肉
久米桂一郎の人体解剖図(2)…骨格)

著者等紹介

布施英利[フセヒデト]
美術批評家、解剖学者。1960年、群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。同大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)などを経て、95年、本格的に批評活動に入る。以来、人体、脳、死生観などをテーマに芸術や社会との関連性を問い続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字スキー

22
ヌードは芸術。公共の場でただ裸になるのは許されなくても、ヌードが描かれたポスターや彫刻ならOK!ではヌードとただの裸の違いとは何か?ヌードとはただの裸ではなく、芸術表現として意図的に構築された裸体。予想よりずっと真面目な、物体としてのヌードにまつわる美術論であり、「チチー!シリー!フトモモー!」という素朴なエロスの神秘に分け入るような内容ではなかった。全体的にいかにも美術科の講義らしい語りで、美術ネタの読み物としては中野京子さんの『怖い絵』等の方が遥かに楽しいが、これはこれで勉強にはなった。2018/10/09

kenitirokikuti

13
雑誌連載をまとめたものなので、内容密度は濃いめ。現代日本社会、なにかと女の裸(に近いもの)を目にするイメージがあるので、そこを復習する良い機会であった▲我が邦の神像(だいたい仏像)は基本的に着衣である。ところが、古代ギリシャの神聖で価値の高い神像は写実性は高いが理想プロポーションを待つチンコ丸出しの全裸男性である。女神では、ビーナス神だけが男神のように裸身像になったといって過言ではない。また、女性美が評価されたといよりも、両性具有という新たな完全性を描く感が強い▲衣がない全裸像は、風を表現しづらい(続く2018/08/11

しまりす

12
美術館に行くのは好きだが、自己流で楽しんでいたので、新しい視点を取り入れるために読み始めた。 論文のようで説明が多く、読み口は合わず。 ただ、感性や知見が違うからこそ、自分にはない見方があって面白かった。 著者は解剖学者で、解剖学の視点から骨格や筋肉を想像しながら楽しむことを提示している。 私も、人物の描写で気に入った美術には「命」を感じる。それはきっと描かれた微細な動きの表情、画材や彫刻材の質感、醸し出す空気感によるもので、それらを丁寧に分析することでもっと作品が好きになれるのかもと期待が高まった。2020/03/19

ゆうゆう

8
芸術のヌードというものは、衣服を脱いだヌードであることで、人間の内面、命そのものを表現しようとしてた。そうか、目に見えない、生命そのものの表現。生き物の命の実体は、玉ねぎの皮を剥いてどこにも芯がないという感覚と同じように、「確かにここにある」というものがない、淡いものを形としてとどめようとするもの。ヌードは命を感じる原型だった。2019/08/10

ハチ

8
ミケランジェロとヴォッティチェリの記述に興味が湧いた。かくもヌードは深いのか。裸、裸体、ヌード。その違いや解釈、それらを貫通している美に対して丁寧に批評されていて面白かった。2018/11/07

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