内容説明
動物王国のムツゴロウこと、畑正憲の記念すべきデビュー作。あやしく静まりかえり、太古からの謎を秘めて、いっこうに秘密の扉を開こうとしない、海。その海の底深くから、観光客で賑わう大島の町に上陸した謎の生命体が陥れたパニックを前に、家族旅行で出かけてきていた一家が大活躍する―。海の神秘をモチーフとした、胸躍る痛快ＳＦ小説。
著者等紹介
畑正憲［ハタマサノリ］
１９３５年４月１７日福岡県福岡市生まれ。北満・大分開拓団の小学校に入学、中学・高校は大分県日田市で過ごす。１９５４年東京大学入学。理学部生物学科を経て、生物系大学院に進む。１９６０年学習研究社映画局に入社。記録映画製作に従事。１９６８年出版を機に学研退社。本格的な著作活動開始。『われら動物みな兄弟』で第１６回エッセイストクラブ賞受賞。１９７１年北海道厚岸郡の無人島に熊や馬を連れて移住。翌年、浜中町に移って『動物王国』建国。１９７７年第２５回菊池寛賞を受賞。著書は『畑正憲作品集』『ムツゴロウの青春期』『ムツゴロウの動物交際術』など、多数。１９８６年映画『子猫物語』を監督。２１年間続いたテレビ番組『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』でも活躍
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感想・レビュー
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yuzi
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畑正憲さん、というよりムツゴロウさん！としてしか知らなかったので、生物学者だとか映画監督だとか作家さんだとは知りませんでした。しかもこの作品が書かれたのは1967年。半世紀以上前！なのに！全然古い感じがしないのがすごい！SFだぁ。海洋SFだぁ。主人公（中3男子）の語りで全編進むから児童文学なのかな？さくさく読めます。舞台は大島。謎の生物ヌルに、謎の病気大島熱！立ち向かう主人公・木谷健と木谷一家！さらっと読めるけど、コロナ禍の今読むとまた違う感情も湧いてきて。おすすめです。2020/09/19
トムトム
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小説も面白い。マイクルクライトン風。2019/07/12
