出版社内容情報
周期表は化学のアイウエオ表に相当するものである。これを知らなくても化学は学べるが、知ると化学全体を俯瞰(ふかん)することができる。周期表は決して無味乾燥で面白くないものではない。周期表は元素をその大きさの順に並べ、同じ性質の元素が縦に並ぶようにした表である。その意味で、月曜日、火曜日と、同じ性質の日が縦に並ぶカレンダーと同じ性質のものである。
本書では、このようにカレンダーにたとえられる周期表の基本になる概念を、解説図を使ってわかりやすく説明する。そして、各元素の性質が周期表とどのように連動するかを、わかりやすく身近な例を用いて、目に見えるように説明していく。また、原子番号113「Nh」(ニホニウム、旧仮名ウンウントリウム、UUn)も新しいトピックとして追加。理化学研究所が3個の113番元素の合成および証明に成功したことから、2015年に理化学研究所のに命名が与えられ、2016年にの正式名が「ニホニウム」と決定した。この新しいトピックを盛り込み、デザインも一新して、2018年版の周期表決定版ガイドとして再刊行する。
『マンガでわかる元素118』とあわせて化学の理解を深めるためにそろえてほしい1冊!
<第Ⅰ部:周期表>
第1章 原子ってどんなもの?
第2章 電子ってどんなもの?
第3章 周期表からなにがわかるの?
第4章 原子・分子で見た周期表
第5章 物性で見た周期表
<第Ⅱ部:典型元素の性質>
第6章 1、2、12族元素
第7章 13~15族元素
第8章 16~18族元素
<第Ⅲ部:遷移元素の性質>
第9章 遷移元素各論
第10章 レアアース(希土類)元素
第11章 アクチノイド元素
内容説明
すべての物質を形づくっているのは周期表に載っているわずか118種類の元素。周期表がわかれば、物質もわかる。いわば周期表は科学の「あいうえお」。身近な例から元素の構造と特性をわかりやすく解説。日本発・アジア初の113番元素「ニホニウム」についても理解が深まる、周期表解説書の決定版。
目次
第1部 周期表(原子ってどんなもの?;電子ってどんなもの?;周期表からなにがわかるの?;原子・分子で見た周期表;物性で見た周期表)
第2部 典型元素の性質(1、2、12族元素;13~15族元素;16~18族元素)
第3部 遷移元素の性質(遷移元素各論;レアアース(希土類)元素
アクチノイド元素)
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年5月3日生まれ。1974年東北大学大学院理学研究科博士課程修了、名古屋市立大学特任教授、愛知学院大学客員教授、金城学院大学客員教授、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
桔梗屋
Y
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