サイエンス・アイ新書<br> 周期表に強くなる!―身近な例から知る元素の構造と特性 (改訂版)

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サイエンス・アイ新書
周期表に強くなる!―身近な例から知る元素の構造と特性 (改訂版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797395198
  • NDC分類 431.11
  • Cコード C0243

出版社内容情報

周期表は化学のアイウエオ表に相当するものである。これを知らなくても化学は学べるが、知ると化学全体を俯瞰(ふかん)することができる。周期表は決して無味乾燥で面白くないものではない。周期表は元素をその大きさの順に並べ、同じ性質の元素が縦に並ぶようにした表である。その意味で、月曜日、火曜日と、同じ性質の日が縦に並ぶカレンダーと同じ性質のものである。

本書では、このようにカレンダーにたとえられる周期表の基本になる概念を、解説図を使ってわかりやすく説明する。そして、各元素の性質が周期表とどのように連動するかを、わかりやすく身近な例を用いて、目に見えるように説明していく。また、原子番号113「Nh」(ニホニウム、旧仮名ウンウントリウム、UUn)も新しいトピックとして追加。理化学研究所が3個の113番元素の合成および証明に成功したことから、2015年に理化学研究所のに命名が与えられ、2016年にの正式名が「ニホニウム」と決定した。この新しいトピックを盛り込み、デザインも一新して、2018年版の周期表決定版ガイドとして再刊行する。
『マンガでわかる元素118』とあわせて化学の理解を深めるためにそろえてほしい1冊!

<第Ⅰ部:周期表>
第1章 原子ってどんなもの?
第2章 電子ってどんなもの?
第3章 周期表からなにがわかるの?
第4章 原子・分子で見た周期表
第5章 物性で見た周期表
<第Ⅱ部:典型元素の性質>
第6章 1、2、12族元素
第7章 13~15族元素
第8章 16~18族元素
<第Ⅲ部:遷移元素の性質>
第9章 遷移元素各論
第10章 レアアース(希土類)元素
第11章 アクチノイド元素

内容説明

すべての物質を形づくっているのは周期表に載っているわずか118種類の元素。周期表がわかれば、物質もわかる。いわば周期表は科学の「あいうえお」。身近な例から元素の構造と特性をわかりやすく解説。日本発・アジア初の113番元素「ニホニウム」についても理解が深まる、周期表解説書の決定版。

目次

第1部 周期表(原子ってどんなもの?;電子ってどんなもの?;周期表からなにがわかるの?;原子・分子で見た周期表;物性で見た周期表)
第2部 典型元素の性質(1、2、12族元素;13~15族元素;16~18族元素)
第3部 遷移元素の性質(遷移元素各論;レアアース(希土類)元素
アクチノイド元素)

著者等紹介

齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年5月3日生まれ。1974年東北大学大学院理学研究科博士課程修了、名古屋市立大学特任教授、愛知学院大学客員教授、金城学院大学客員教授、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

55
化学・・・大学で少し習ったのを最後に見たこともなかったので、勉強してみた。面白い本だ。読み返すことになりそうだ。ニホニウムにも言及がある。大学時代、化学の先生が「基礎学というのは面白くないものなんですよ。生徒の人気考えたら応用の方が面白いに決まってる。」といつもぼやいていたのを思い出す。電子軌道とか、規則性が無いとたんに事例を列挙しただけになりがちだ。遷移金属、希土類、半金属、共有結合、イオン結合。おぼろげに大学時代を思い出した。この本見ながら、生命の起源や地球科学の本を読み返すと面白いかもしれない。2018/03/28

桔梗屋

4
最終的に大学受験は文系だったけど、高二までは理系志望で、化学は得点源だったこともあって、今でもとても好きです。最近は原発絡みでトリチウムや核燃料についての言説が増えてきており、知識をアップデートしようと思い立って読んでみました。高校の教科書を理解できていれば、容易に読める程度の内容で、既存知識の再確認という面が強かったですね…ま、化学ともなると、数十年程度ではそうそうガラッと内容が変わったりはしないのかな…最近、改めて高校の頃の勉強をやり直しておきたい気分になってるので、とっかかりにはちょうど良かった。2021/04/25

Y

0
この本は元素の構造や性質などを理解するのに役立ち、化学への興味を深めてくれる。元素を特徴づけるものは一言でいえば電子であり、電子の軌道について簡単に知ることができた。いい本だけど一つ誤植を発見。P57の図ではヘリウムがpブロック元素に色分けされてるが、ヘリウムはsブロック元素では?2024/03/16

可能性の獣

0
これは手元に置いておきたい!量子力学的な事にも触れ、各元素の概略を分かりやすくまとめてくれている。辞書的な使い方も出来そう。化学の入門としてはとても素晴らしい本!2023/08/30

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