内容説明
アノニマスの活動により政府や企業にさまざまな被害が出たり、ウィキリークスによって各国の機密情報などが次々に暴露され、外交にも影響を及ぼしていることは知られている。これらの動きにはどのような潮流や歴史的背景があるのだろうか?気鋭の論者が「ハクティビズム」というキーワードを軸として、ネット社会を論じる。
目次
序章
第1章 コンピュータとハッカーの登場
第2章 ハッカーと権力の衝突
第3章 創造性とウィキリークス
第4章 仮面の集団アノニマス
第5章 ハクティビズムはどこに向かうのか
終章
著者等紹介
塚越健司[ツカゴシケンジ]
1984年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍中。専攻は情報社会学、社会哲学。研究対象は、思想家ミシェル・フーコーからウィキリークスやハクティビズムなどネット社会の諸現象まで幅広い。雑誌やラジオなどでも積極的に自身の研究に基づき発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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