出版社内容情報
「欲望」「戦争機械」「器官なき身体」「ノマド」など哲学・文学批評・美学・倫理・政治哲学の諸領域を横断する89の基本概念を簡潔・明快に解説したドゥルーズ哲学への最良の入門書(詳細なビブリオグラフィを付す)。
目次
潜在的なものLe Virtuel
持続Dur´ee
生Vie
肯定Affirmation
力Forces
記号Signes
習得Apprentissage
視点Point de Vue
問題Probl`eme
哲学史Histoire de la Philosophie〔ほか〕
著者等紹介
芳川泰久[ヨシカワヤスヒサ]
1951年生まれ。現在、早稲田大学文学学術院教授
堀千晶[ホリチアキ]
1981年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程在籍中。2007年秋より、パリ高等師範学校に留学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
17
一回読んだだけではチンプンカンプンなので、 何度も立ち返るしかないだろう。 巻末のビブリオグラフィは役に立つ。 以下引用。 マイナー文学:「偉大で、革命的なのは、マイナーなものだけである。」(『カフカ―マイナー文学のために』以下K) 2015/11/26
非日常口
6
英文を読むとき、単語帳で最低限の単語を調べてから読むのと同様、ドゥルーズを読むときにも特殊な語句のイメージをつけてから入るというのはありだと思う。この本は89のキーワードを見開きで、ドゥルーズ(=ガタリ)の文を引用し著者の解釈も付加し、解説する。難解なドゥルーズの本を読むときに手元においておくと良いだろう。また、最後の方には関係書籍の一覧があるのも便利。2013/09/04
白義
4
ドゥルーズを読む上で便利な用語集。あっさりしてるけど読んでいて何のことだか初心者にもわかるし、相互参照も充実している。本人の著作で難解な表現を見つけたらここに戻る、で最初のうちはある程度いけるだろう。でも一番すごいのは、巻末のビブリオグラフィ。本人のテクストや解説書、日本で読めるドゥルーズ論のほとんど全ての出典が書いてあって画期的。ドゥルーズやそれに連なる本を読み解き繋げるための地図として読むのがいい2011/10/23
Riku
1
あまりオススメはできない
しもうさ
1
再読2018/04/20