思想する「からだ」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794964861
  • NDC分類 770.4
  • Cコード C0037

内容説明

からだを知ること。それは自らと出会い、人と出会うこと。本当のコミュニケーションとは何か。この十年の思索と実践のすべて。

目次

からだとことば―コミュニケーションの層
身土不二
「立つ」力、生きる志―腰について
生きている足
リラックスの対位法
「武術」の伝承―からだを見出すこと、からだを捨てること
定義への試み―からだ、こころ、ことば
「祝福」のことば
声と他者―『まど・みちお全詩集』によせる文より
始源の門―こえを発して谷川俊太郎の詩をよむ〔ほか〕

著者等紹介

竹内敏晴[タケウチトシハル]
1925年東京生まれ。東京大学文学部卒業。演出家。劇団ぶどうの会、代々木小劇場をへて竹内演劇研究所を開設。演劇創造、人間関係の気づきと変容、障害者療育に打ち込む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

2
【ココロの琴線に触れたコトバ】祝福とは神から降って来、人から神へと上がってゆく恵みと感謝の働きであるのだろうから。2015/10/26

あきかん

2
10年以上積読。気づいたら竹内さんは2009年9月7日に亡くなっていた。その頃は私自身はまだ持ちこたえていた時期だなあ…。 「歯を噛みしめたまましゃべる」と「アルコール依存症の家族の人たちとつきあってまず気づいた」いうあたりをもっと読みたかった。『魔女の宅急便』に感じていたことが少しほどけたような気がする。「夕鶴」のつうのモノローグはかなりほどけた。 体育座り。歩き方と走り方。弓。「絶望の虚妄なること 正に希望と相同じい」。2012/11/26

なっこ

2
人は、ことばを、他者にふれるために、発してはいない、ほとんど、ふれないために、身を隠すために、用いるのだ。/人はウソを作り出すためにことばを用い、隠れるための城を築くために用いるのだ/ことばによって作り出された世界に入り切れぬもなは「人間」から落ちこぼされるのだ。2010/03/28

take

1
三浦雅士さんやメルロポンティの身体論と関わりの深い内容だった。自分自身が、死んだ声を発していることがあることを意識させられた。2016/05/07

丸坊主

1
まるごと全部、ではないのですが、正直読みにくかったです。でも得るものは多い本です。内田樹さんの身体感覚の話や、神田橋先生の治療論と通ずるものがあり、事前学習?のおかげでこの本から得たものがより多くなった気がしています。 言葉で表現するのが難しい「何か」について興味があったり、演劇に興味がある方なら入りやすいかもしれないと思いました。 原稿棒読みはなぜ他者の心に届かないか。2015/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/270500
  • ご注意事項