生のための授業―自信に満ちた子どもを育てるデンマーク最高の教師たち

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生のための授業―自信に満ちた子どもを育てるデンマーク最高の教師たち

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794812032
  • NDC分類 372.389
  • Cコード C0037

出版社内容情報

自由の国・デンマークから詰め込み教育で苦しむ日本の教員と子どもたちに届くメッセージ。
素晴らしい授業のヒント満載!

 北欧の教育がすばらしいことは人口に膾炙している。日本でも各国の「自由な教育」や、日本人が大好きな「成績」の良いフィンランドの教育を紹介する本が出ている。しかしいずれも制度分析、体験談、視察報告などに偏り、現場の教員のノウハウや工夫に迫った本は少ない。日本の教員で北欧の教育に関心のある人は、現場で使えるような実践的な内容を求めているのではないかと思う。先生たちは本業の授業研究よりも、報告書や成績付けなど事務仕事に追われており、自分で工夫する余裕がないからだ。
本書はそんなニーズに応える本である。デンマークの著名なジャーナリストが、国内で優れた教育実践をしている小・中・高校の教員十人にインタビューしたもので、各教科の指導内容のみならず、生徒の悩み相談、不登校気味の生徒へのフォローなどについても触れられている。本書を読めば、なぜ北欧の教育がすばらしいのか、その理由が現場レベルでわかるはずだ。授業に役立つヒントもたくさん出てくる。
 本書はもともとデンマーク国内ではなく、詰め込み教育の中心地である東アジア(中国、台湾、韓国、日本)での出版を意図して書かれた。この国際プロジェクトの仕掛人は、著者ベルンセンと韓国のジャーナリスト・教育者オ・ヨンホである。二人はこの書物によって東アジアの教員たちに刺激を与え、詰め込み教育で苦しむ当地の子どもたちを救おうと考えたのである。すでに韓国ではベストセラーとなり、台湾でも出版された。この日本語訳が三番目ということになる。
 子どもたちを成績と試験のプレッシャーから救おうとする彼らの意図が実るよう、まずは日本の読者、とくに教員、教育行政関係者にぜひ読んでいただきたいと思う。(しみず・みつる)

内容説明

悩める日本の教師にデンマークからのアドバイス。社会では通用しないことを知っているのに、なぜ大人は試験勉強をさせるのだろうか…。成績と試験のプレッシャーから子どもを救おう!

目次

第1章 数学に恋して
第2章 成績は役に立たない
第3章 英語を話せる!
第4章 デモクラシー・ゲーム
第5章 未来の世界市民たち
第6章 教師、母親、友人
第7章 誰もが学校をやめたい
第8章 ただ踊ろう!
第9章 遊ぶために学び、学ぶために遊ぶ
第10章 学校が現実だ

著者等紹介

ベルンセン,マルクス[ベルンセン,マルクス] [Bernsen,Markus]
1980年生まれ。コペンハーゲン在住のジャーナリスト、著述家。コペンハーゲン大学、香港大学で哲学とジャーナリズム学を専攻。これまで6冊の著書がある。北欧最大発行部数を誇る『ウィークエンドエイビス』紙(週刊紙)のアシスタントエディター。中国、カンボジア、韓国に特派員として滞在。日本にも訪問経験あり。2021年10月時点で、『ウィークエンドエイビス』紙のワシントン特派員として、米国政府を取材している

清水満[シミズミツル]
1955年、対馬に生まれ育つ。1991年、九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2012年、北九州市立大学社会システム研究科博士課程早期修了。博士(学術)。専攻は、倫理学、政治思想。デンマークのホイスコーレ運動にヒントを得た教育市民運動ネットワーク「日本グルントヴィ協会」の幹事をしている。日本各地、デンマーク、タイ、ラダック(インド領チベット)などで各種ワークショップを主催。著書に『フィヒテの社会哲学』(九州大学出版会、2013年、2014年度フィヒテ賞受賞)などがある

オヨンホ[オヨンホ]
「市民ジャーナリズム」の創設者、“Ohmy News”のCEO、そして作家。一般市民がニュースイベントに参加し、ファイリングすることで主要なニュース組織に貢献できるという新しいアプローチを試みている。韓国における現代文化の中心人物の一人と見なされている。また、韓国の「エフタースコーレ(efterskole)」の共同設立者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。