質問・発問をハックする―眠っている生徒の思考を掘り起こす

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質問・発問をハックする―眠っている生徒の思考を掘り起こす

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  • サイズ 46判/ページ数 321p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794812001
  • NDC分類 375.1
  • Cコード C0037

出版社内容情報

「重要なのは疑問を持ち続けること」(アインシュタイン)。
生徒中心の授業を実現するために「問い」をハックしよう!

 教師は、授業中にいくつの質問をするだろうか。教師が質問をするときには、意図、タイミング、順番、種類など幾通りもの選択をしている。また教師は、どのように教えようかと選択しているが、そのなかで、質問は「当然行うべきもの」として位置づけている。それがゆえに、質問という行為は軽視され、質の低いものとなってしまっている。
教師である筆者は、アメリカにおいて生徒が主体となって学んでいる素晴らしい授業を視察し、生徒とつながっている教師についての研究に多くの時間を費やした。教師の口調、伝え方、人間関係が、生徒の学習の質、速度、深さに大きく影響しているという。筆者はさまざまな授業を通して、繰り返し現れる問題点を見いだし、授業計画、教え方、気づき、振り返りという領域においてパターンを見つけることができた。生徒中心の生き生きとした授業を実現するには、教師自身が自分の役割について、そして生徒の役割について考える必要がある。そうする過程で、教師は授業で行われている何千もの意思決定を見直すことができ、授業でより深い質問をすることや生徒が自立して学ぶ環境を整えることが可能になる。
『教師のための可視化された学習――学習効果を最大化する』のなかで、ジョン・ハッティ教授は「信頼」、「力強さ」、「適性」、「即時性」の四つの要素が生徒からの信頼度を決定するうえにおいて重要であると述べている。各ハックは、この四つの要素と質問の仕方に焦点を当て、その方法と理由について深く考えるように構成されている。
アインシュタインの言葉にあるように、「重要なのは、疑問を持つことをやめないこと」である。正しい質問を探すことによって「答え」に辿りつくこともあるはずだ。生徒は、積極的に質問をしているのか? どのような学習目標を設定すべきなのか? 目標達成の方法は何か? 生徒の質問と探究であふれる授業にするために、一度質問について考えてみてはどうだろうか。(やまさき・あや 高知工科大学講師)

内容説明

主役は生徒!教えすぎる教師の存在を消す教室づくり。

目次

質問に対して、全員の手が挙がると想定する―すべての生徒が学習に参加することを期待する
「分かりません」とは言わせない―自立的に考えるバトンを生徒に持たせ続ける
学習に区切りをつける―振り返りの質問で締めくくる
会話のピンボール名人になる―生徒たちの会話が円滑になるようガイドする
壊れたレコードを何度も再生する―学習の焦点を維持するための質問を繰り返す
すぐに使える効果的な質問を準備しておく―生徒が深く考える質問を用意する
教師の存在を見えなくする―生徒中心の授業の流れを計画する
生徒の思考プロセスという音楽に耳を傾ける―正解だけでなく、正しい考え方に注目する
教師は生徒への支援を優先し、手取り足取り教えない―教師が考え、教えてしまう代わりに、生徒にしっかり考えてもらう
生徒のやる気のスロットルを回転させる―生徒自身が質問できるように支援する
学びの安全地帯をつくる―生徒が挑戦できる環境を提供する

著者等紹介

ハミルトン,コニー[ハミルトン,コニー] [Hamilton,Connie]
25年間、教師、教え方のコーチ、校長として教育に関わり続けてきた。現在は、長年勤めた教育委員会のカリキュラム・ディレクターの仕事をパートタイムでしつつ、北米各地の多くの教師、学校、教育委員会の相談に乗っている。もっとも得意な領域は、質問を中心に据えた多様な教え方。現在は、夫のポールとミシガン州のグランドラピッズに住んでおり、3人の息子の母親

山〓亜矢[ヤマサキアヤ]
松山大学、英語英米文化学科卒業後、アメリカのセイント・マイケルズ大学より英語教授法の修士号(MA in TESOL)取得。金沢工業大学、仙台青葉学院短期大学で教鞭をとり、現在は高知工科大学の講師

大橋康一[オオハシコウイチ]
滋賀県立守山高等学校在職中。高大連携歴史教育研究会員。日本ESD学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。