内容説明
あの「ドクターファンタスティポ★」が帰ってきた!!最新刊となる本書は、原発立地地域や原発労働供給他、病院、そして東京・山谷でボランティア活動をしているNPO法人などにおいて、生命と生活に根ざした営みを続けている人びとに密着して著されたものです。政府の無策にも、制度の瑕疵にも、利権や市場にも振り回されない、地に足の着いた「連帯」を探る一助として、ぜひご一読ください。
目次
第1部 暮らしの祈り(表決権がある―敦賀市議会議員、今大地晴美さん;祝のひと―祝島の住民デモ、山秋真さん)
第2部 看護師による死の語り(孤独死の看取り、その後;ストレッチャーに乗って―熟年看護師の死の語り;後生を願いに―現在の臓器移植と若手看護師による死の語り;わたくしさまの観音様―『孤独死の看取り』の現場における死の語り)
著者等紹介
嶋守さやか[シマモリサヤカ]
ドクターファンタスティポ★。1971年、川崎市生まれ。桜花学園大学保育学部教授、桜花学園大学院教授。2002年、金城学院大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了、社会学博士。専攻は、福祉社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あたぱ
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タイトルに惹かれて手にとった本。 原発立地地域にて活動する、市議会員や、住民運動に関わる人達、看護師たち、そして東京・山谷でボランティア活動をしているNPO法人などにおいて、生命と生活に根ざした営みを続けている人びとに密着したルポを元にしたエッセイ。看取りに立ち会う看護師のインタビューや、ドヤ街の高齢労働者の問題に関わるNPOのスタッフのインタビューは、興味深く読めた。著者個人的な体験や感想も多く、専門家としての視点からの説明は少ないのに、参考文献引用の注記が非常に多く、読みづらかったのが残念。2020/11/13