成績をハックする―評価を学びにいかす10の方法

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成績をハックする―評価を学びにいかす10の方法

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794810953
  • NDC分類 375.17
  • Cコード C0037

出版社内容情報

成績なんて、百害あって一利なし!?「評価」や「教育」の概念を根底から見直し、「自立した学び手」を育てるための実践ガイド。「ハッキング」というと、「コンピューターやネットワークに不正侵入すること(ハッカー行為)」と捉えられがちですが、hackという語には「切り開く」「うまくやり抜く、やり遂げる」「巧妙に改造する」などの意味もあります。本書では最後の「巧妙に改造する」という意味でこの語を使っています。現状を変えようのないものとして黙って受け入れるのではなく、「不適切なら壊して一からつくりなおす行為」です。さまざまな問題を常に「学びを改善するためのチャンス」と捉え、成績と教育評価の分野でこの「つくりなおし」をやってしまおう、というのが本書の主題です。これは、日本の教育界に欠けている大事な視点であると同時に、いま最も必要とされる考え方・行動ではないでしょうか。
 生徒たちはみんな、知りたい、できるようになりたい、成長したいと思っています。そうした思いを支えるのが教師の仕事です。しかし、個々の教師がどれほど懸命にやっても、生徒たちを「自立した学び手」に育てることができていないという現状があります。その原因の一つが評価・成績にあります。成績を付けることを負担に思う教師、苦しんでいる教師が多いにもかかわらず、それが慣習的に繰り返されています。実はこれをやっているかぎり、生徒たちの成長は阻害され続けるのです。
 本書を読むことで、この負のスパイラルを断ち切るためのスタート地点に立てます。そもそも成績を付けるとはどういうことなのか。生徒が自分で自分を正しく評価し、自立的に学習を続けていける力をつけるにはどうすればよいのか。教育評価の捉え方、これまでの成績評価のかわりにやるべきこと、評価をめぐり教師と生徒たちが協力していく必要性などについて、非常に実践的に説かれています。成績をなくすことは、教師の負担を軽減し、無力感を解消するだけでなく、自立した学び手――自ら考え、判断し、実践していく人間――を育てることに確実につながるでしょう。(よしだ・しんいちろう)

スター・サックシュタイン[スター サックシュタイン]
著・文・その他

高瀬裕人[タカセヒロヒト]
翻訳

吉田新一郎[ヨシダシンイチロウ]
翻訳

内容説明

成績なんて、百害あって一利なし!?「評価」や「教育」の概念を根底から見直し、“自立した学び手”を育てるための実践ガイド。

目次

1 成績の見方・考え方を変える―成績なしの教室づくりをはじめる
2 納得してもらえるように努力する―すべての関係者といつでも連絡がとれるようにする
3 学習課題を記憶に残る学習経験へと再構築する―最善の成長に向けてプロジェクトをデザインする
4 生徒たちが相互に助け合うようにサポートする―教師が頑張るのではなく、生徒たちが頑張れるようにする
5 データをデジタル化する―データ収集を簡素化し、ICTを使ってより多くの情報を学びに活用する
6 時間を最大限確保する―教室の中と外でカンファランスを続ける
7 成長をガラス張りで見えるようにする―伝統的な成績表を処分する
8 振り返ることを教える―メタ認知能力をもった学習者になれるように生徒をサポートする
9 生徒に、自分で成績が付けられるように教える―成績を付ける権限を生徒に譲り渡す
10 クラウドベースのデータを保存する―ポートフォリオ評価へ移行する

著者等紹介

サックシュタイン,スター[サックシュタイン,スター] [Sackstein,Starr]
16年間、中高生に英語とジャーナリズムを教えてきた。現在はニューヨーク市郊外の教育委員会の指導課長的なポジションに就いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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motoryou

6
自分の学びに自分で責任をもつ、そういう自立した学び手を育てるためにどうサポートしていくか、ということ。「成績を(一方的に)付ける」ということはそれに資するかどうか?という問い。以前ある場面で「学校って先生の職場、ですよね。」という言葉が思い出され、深く考えさせられたことが頭をよぎった。「成績をつける」ことの弊害については思うところもあったけど「成績をなくす」ことの利点、を思うに付け、納得感は増す。自分に置き換えても、確かにそうだと。学習者にとっても児童生徒にとっても役立つ学びの評価について話題にしよう。2019/05/01

3
教師による成績づけから、生徒自身による評価への転換を唱える本。すべての授業をこれに変えるのは難しいが、生徒の制作物などについて、自己評価の機会を積極的に設けられればと思う。2019/08/18

mi78621

2
成績を付ける際、教師の先入観が大きな影響を与えていることに頷かざるをえない。また、成績はガラス張りのオープンとは正反対で、評価される子どもからまるで見えない点は考えれば考えるほどおかしい。主体的な学び手を育てる上で学習の成果を一緒にフィードバックしていくことは、今後の教育について考えていく上で重要なポイントであろう。2020/08/04

あたみ

2
授業と評価、子どもを自立した学習者に成長させるための振り返りなど濃い内容ばかりだった。 アメリカでの実践例があり、日本の教育現場ではそのまま活用することは難しいが、今後の指導のヒントになりそう。2020/05/17

夕波千鳥

2
次年度の授業と評価のあり方を考える上で、ものすごく有意義な本でした。成績やペーパーテストに疑問を持つ方、持たない方、どちらにもオススメです。2020/03/04

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