算数・数学はアートだ!―ワクワクする問題を子どもたちに

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算数・数学はアートだ!―ワクワクする問題を子どもたちに

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794810359
  • NDC分類 375.41
  • Cコード C0037

出版社内容情報

あなたは、算数・数学の授業が好きでしたか? 楽しんでいましたか? 訳者は、決して嫌いだったわけではありませんが、単位を得るため、卒業するために仕方なくお付き合いしていたというのが本音です。いずれにせよ、私たちはみなそれがどんな授業だったかは鮮明に覚えています。
 この本は、音楽家と画家が悪夢を見ている場面から始まります。音楽家は学校で、楽器を奏でることは一切許されず、ひたすら「ルールに従って」五線譜に記号を記す練習だけをさせられています。画家も同じように、キャンバスに絵を描くことなく、ワークシートのマス目に指定の色を塗る練習ばかりをさせられています。
 夢だと気づいた二人は、ともに次のことを確認します。「どんな社会だろうと、音楽や美術といった美しくて価値のある芸術を、くだらない作業に落とし込んだりはしないだろう。どんな社会だろうと、音楽や美術によって極めて自然に自分を表現することができる機会を、子どもたちから取り上げるなどという残酷なことはしないだろう。もしそんなことが起こったら、狂気としかいいようがない」と。
 しかし、本書の著者に言わせると、私たちの知っている算数・数学は、まるっきりこうした悪夢にほかならず、その点で今の社会は狂気に陥っているのです。右の文の「音楽や美術」を、算数・数学に置き換えて読んでみて下さい。それでもピンとこないとすれば、ある種の感覚がすでに破壊されている証です。
 幸いにも音楽と美術は、音楽家と画家が見た悪夢のような状況にはなっていません。算数・数学を音楽や美術以上にアートであると信じる著者は、本書の中でその本来の魅力を取り戻すための具体的な方法を提示しています。この本を読めば、「狂気の授業」のせいで算数・数学嫌いになってしまった人、仕方なしにやっていた人も、きっと「今からでもやってみようか」と思うはずです(訳者がその生きた証拠です!)。生徒・学生時代から好きだった人は、さらに好きになること請け合いです。(よしだ・しんいちろう)

【著者紹介】
Paul LOCKHART ブラウン大学とカリフォルニア大学サンタクルズ校で数学教授として長年教えた後に、2000年以来ニューヨークの私立学校セイント・アイヴスで算数・数学を教えている。他の著書に『Measurement』(2014年)がある。

目次

1 嘆き(音楽家と画家が見た悪夢;数学者と社会;学校の算数・数学;算数・数学のカリキュラム;中学校・高校の幾何―悪魔の道具)
2 喜び(算数・数学の楽しさと魅力;奇数を足すと;最短の距離は;パーティーでの友人たち)

著者等紹介

ロックハート,ポール[ロックハート,ポール] [Lockhart,Paul]
ブラウン大学とカリフォルニア大学サンタクルズ校において数学教授として長年にわたって教えたのちに、ニューヨークの私立学校セイント・アイヴスで算数・数学を教えるようになってすでに15年になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

17
摘み読み。算数・数学が美術と音楽と同じようにアートとして捉えるというのは、部分的にそういう面はあると考えたことはあっても全面的にそう考えるのは新しい視点。確かに算数・数学は実用的な面もあるが、それを学ぶこと(問題を解くこと)によって身につく感性の方が重要だろう。そのようなアートの面は公式暗記・計算の面が強い学校算数よりも例えば中学受験の算数の方がおそらく感じられると思える。2018/09/23

ごへいもち

15
花粉症のせいか、あんまり…。中学受験とか高校受験の問題をやっていると発見があると思うんだけど2019/05/06

す○○

5
「教科書では学べない数学的思考」を読み始めたら最初のページに本書の続編と記されていた。まずはこちらから読もうと読んでみたが禅問答のようで正直よく分からなかった。2024/04/02

清水勇

4
最初は数学が「アート」?と疑問符を頭の中に残しつつ読み進めた。最初の音楽家と画家の事例でなるほどと思い、過去の数学の大家は数学を楽しんでいたし、江戸時代の和算も楽しみながらやっていたはずと思い至り、如何に習慣として定着した考え方に染まっていたのかを痛感した。読んでいる途中で、「奇跡がくれた数式」というインド人の天才数学家の映画をみてその思いは強くなった。この映画の中で主人公は、「神に祈りを捧げていると、私の舌の上に(公式)が舞い降りてくるのです。」と、天才と呼ばれる音楽家や画家の名言を言うのを見て納得。2016/10/21

BECCHI

3
学生時代、勉強は楽しくないものだと思っていた。全然やる気がでなかった。それなのに今は勉 学ぶことほど楽しいことはないと思っているし、学びというものの概念が変わった。全てが学びだと思えている。そもそも、自分が追求したくなるような、やりたくなるような経験が足りなかったのだ。ただ、算数は好きだったことを思い出した。それは、算数ゲーム的なものをたくさんやらせてもらい、考えることの楽しさをしったからだった。この本を読んでいて、そんな自分を思い出した。勉強は楽しいものだ!そんな風に子供たちに思ってもらいたい。2016/05/23

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