政(まつりごと)の言葉から読み解く戦後70年―歴史から日本の未来が見える

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政(まつりごと)の言葉から読み解く戦後70年―歴史から日本の未来が見える

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794810106
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

今年は「戦後七〇年」ですが、ひと口に「戦後」と言っても、「戦後民主主義」という場合の「戦後」と、『経済白書』で流行語になった「もはや戦後ではない」の「戦後」ではまったく意味が異なります。前者が戦争放棄や基本的人権に代表される日本国憲法下の「民主主義」体制を意味しているのに対して、後者は「敗戦直後の闇市経済からの脱却」を意味して使われた言葉です。
 また「吉田ワンマン」という愛称は、戦後日本の復興に貢献した吉田茂首相を指していますが、「ワンマン」という言葉の由来は何でしょうか。大磯に住んでいた吉田首相が、通勤の妨げとなる踏切渋滞を迂回するバイパスを建設させ、これが「ワンマン道路」と呼ばれるようになったのに因むというのが定説となっていますが、「ワンマンバス」から名付けたという説もあります。このように、政の世界で流行語になった言葉を年代別に紹介しつつ、その背後にあった政治状況を検証し、「戦後日本」を分析したのが本書です。
 敗戦直後の東久邇宮首相から現在の安倍首相まで、戦後「日本丸」の舵取りをした内閣総理大臣は33人。「一内閣一仕事」という言葉があるように、吉田茂は「戦後復興」、鳩山一郎は「日ソ復交」、岸信介は「安保改定」、池田勇人は「所得倍増」、佐藤栄作は「沖縄返還」、田中角栄は「日中正常化」、中曽根康弘は「国鉄民営化」などで実績を上げました。その半面、自民・社会の二大政党による「一九五五年体制」の長期化で、政官財の癒着が進み、汚職事件が多発したこともご存じのとおりです。
 いま日本は、人口減少、少子高齢化、非正規社員の急増、地方都市の消滅といった下り坂の局面にあります。安倍政権は「集団的自衛権」「憲法改正」へと走り出しており、戦後の「平和主義」も大きな屈折点となっています。本書では「五つの提言」を掲げ、なぜ「戦後」という言葉を残すべきかを訴えていきます。(うじ・としひこ)

【著者紹介】
1937年大阪府生まれ。東京新聞、中日新聞の政治部次長、経済部長、論説主幹を経て東京新聞代表。現在、相談役。『首相列伝』『実写1955年体制』『論説委員の日本分析』など著書多数。版画製作が趣味で『木版画 萬葉秀歌』の著書もある。

内容説明

ジャーナリストの遺言―政界を踊った流行語に込められた政治の虚実。

目次

第1章 焦土のなかから―独立回復まで(一九四五年~一九五一年)
第2章 独立を回復したものの―「一九五五年体制」スタートから「六〇年安保」へ(一九五二年~一九六〇年)
第3章 高度経済成長の光と影―所得倍増、公害多発(一九六一年~一九七二年)
第4章 政・官・財もたれ合い時代―日中国交正常化から「三角大福中」派閥政治まで(一九七二年~一九八二年)
第5章 中曽根政権を取り巻くグローバル化時代(一九八三年~一九九二年)
第6章 一九五五年体制崩壊から小選挙区制の時代へ(一九九三年~二〇〇〇年)
第7章 ポピュリズム政治の時代(二〇〇一年~二〇〇九年)
第8章 民主党政権から「安倍一強政治」へ(二〇〇九年~二〇一五年)
第9章 戦後一〇〇年、二〇四五年への提言(二〇一五年~二〇四五年)

著者等紹介

宇治敏彦[ウジトシヒコ]
1937年大阪府生まれ。早稲田大学卒業後、東京新聞を経て中日新聞入社。政治部次長、経済部長、論説主幹などを経て中日新聞社専務取締役、東京新聞代表を務める。現在、同社相談役。ほかに日本政治総合研究所常任理事、フォーリンプレスセンター評議員、日本生産性本部評議員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポルポ・ウィズ・バナナ

1
加藤の乱て、加藤紘一が自身のインターネット上(2ちゃんねる)での人気を過信して強行したんか…それがきっかけで宏池会が衰退していくとか絶望的な気持ちになるな…にしても、安倍の「戦後の歴代の総理の悪いところ併せ持ってる感」すげーな。2016/07/03

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