地域金融機関のCSR戦略

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地域金融機関のCSR戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794808776
  • NDC分類 338.5
  • Cコード C0034

出版社内容情報

現場の声をもとに地域密着型CSRの実態と課題を詳報し、地域金融機関の使命と「本業を通じたCSR」の要諦を提示。

近年、企業の社会的責任(CSR)が地域金融機関(地銀、信金・信組、労金、農協・漁協など)の経営においても注目されている。一般的にCSRとは顧客、株主、投資家、従業員など事業の直接的な利害関係者に加え、事業が直接・間接に影響を及ぼすことになる地域社会や環境にまで配慮した行動を企業がとることを意味している。CSRは20世紀初頭から企業の本質を問うテーマとして議論され続けてきたが、これまで利益還元策の一環とみなされ、取り組みの持続性や深度が企業業績に大きく依存することも少なくなかった。しかし、最近では独自のビジネスモデルを構築し、「本業を通じたCSR」を展開することで企業業績に左右されることのない取り組みを行う地域金融機関が増加している。筆者は2005年以来、「本業を通じたCSR」をテーマにヒアリング取材を実施してきた。本書はその取材で語っていただいた地域金融機関のCSR担当役職員の「現場の声」をまとめたものである。具体的には、各地域金融機関が「環境保全」「多重債務問題の解決」「誰もが来店できるバリアフリー店舗」「知的障がい者への雇用機会の提供」など、昨今その早期解決が求められている社会的課題に対して、どのようなビジネスモデルを構築して対処しているのかを検討するとともに、CSRに関心を寄せるビジネスパーソンや金融機関のCSR担当者に役立つように、15のケーススタディを併載した。また東日本大震災を受け、被災地の地域金融機関の現状を取材することで、地域金融機関の存在意義や真価について改めて考察を加えた。地域金融機関は、地域がどのような状況に陥っても地域とともに歩んでいかなければならない。そのためその経営には、地域が直面している社会的課題にも積極的に関与するなど、新自由主義的/市場中心主義的な発想とは異なる(すなわちCSRを重視した)理念が求められる。本書が、地域とその土地に根づいた金融機関の未来を考える上での一助となれば幸いである。(著者 古江 晋也)

内容説明

使命を胸に、地域と共に。地域社会との共存共栄をめざす各地の金融機関の“現場の声”をもとに、CSR(企業の社会的責任)の現状と課題をわかりやすく解説。

目次

第1章 金融機関とCSR―「業績依存型CSR」から「本業を通じたCSR」へ
第2章 環境保全に取り組む地域金融機関
第3章 多重債務問題に立ち向かう地域金融機関
第4章 バリアフリー店舗を中心とした来店誘致戦略
第5章 障がい者雇用に取り組む地域金融機関
第6章 CSRコミュニケーションの考え方とその取り組み
第7章 協同組織金融機関の連携型CSR活動―全信協・信金中金、労金協会、農林中金を中心に
第8章 東日本大震災と地域金融機関

著者等紹介

古江晋也[フルエシンヤ]
1975年生まれ。(株)農林中金総合研究所主事研究員。1998年関西大学商学部卒、2000年関西大学大学院商学研究科博士前期課程、02年同大学大学院社会学研究科博士前期課程修了。04年同大学大学院商学研究科博士後期課程を中途退学、農林中金総合研究所に入社。国内外の地域金融機関の経営戦略、CSRなどの調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。