出版社内容情報
★サステイナブルな地域社会をつくるカギはスウェーデンにある!
社会のあらゆる面においてプラグマティック(実用主義的)で柔軟な発想が見られる北欧には、責任追及型やモラル批判型の攻撃的な方法論をとらず、産業界と敵対しないやり方で、着実な成果をあげている環境保護団体がある。それが、スウェーデンの環境保護団体「ナチュラル・ステップ」である。世界中が多大なる注目をしているスウェーデンの環境保護団体の全貌を、主宰者であるが著者が市民や企業経営者らに向けて、平易な語り口で説く。人と企業の環境教育をめざして!
[編集部よりご連絡]本書は1996年に上製本として出版させていただいたものを「新装版」として改めて刊行したものです。2000年以来品切れとなっていましたが、多くの読者からの要望に応えてこのたび重版を行いました。よって、最新情報を盛り込んだものではありません。
内容説明
サステイナブルな地域社会をつくるカギはスウェーデンにある。スウェーデンの環境保護団体「ナチュラル・ステップ」の全貌を、主宰者である著者が平易な語り口で説く。
目次
第1章 展望
第2章 医師と社会、そして自然
第3章 ナチュラル・ステップとは何か?
第4章 細胞を出発点に、ゴールの「環境モデル国スウェーデン」へ
第5章 単純化を排したシンプル主義
第6章 エコロジー的企業経営システム思考
第7章 現代の知的混迷―合理性をまとった迷信と成長の概念
第8章 科学者と政治家と
付録
著者等紹介
ロベール,カール=ヘンリク[ロベール,カールヘンリク][Rob`ert,Karl‐Henrik]
1947年生まれ。1979年医学博士号取得。その後、ガン、白血病などの研究を続け、1985年よりヒュッディンゲ病院内科臨床血液・腫瘍科部長。また“Reviews in Oncology(腫瘍学レビュー)”ほか医学雑誌の編集委員を務めるかたわら、スウェーデン随一の医学研究機関、カロリンスカ研究所に研究室をもち研究活動と後進の指導にあたっている
市河俊男[イチカワトシオ]
1960年生まれ。1985年から1994年まで、ソフトウェア会社の正社員や人材派遣会社の派遣社員としてコンピュータ・プログラミングに従事。その間、1988年からスウェーデン語の勉強を始め、大学書林国際語学アカデミー(東京四ツ谷)で東海大学文学部北欧文学科の山下泰文教授、スウェーデン社会研究所(東京丸の内)で翻訳家のクラース・メリーン氏の指導を受ける。現在、スウェーデン語を中心に翻訳活動に従事
リンダル,レーナ[リンダル,レーナ][Lindahl,Lena]
スウェーデン生まれ。1982年に初来日し、89年以来東京に滞在。1990~1995年、国会議員で構成される地球環境国際議員連盟「グローブ・インターナショナル」日本事務局の国際業務を担当し、総裁秘書を務める。2000~2003年、ナチュラル・ステップの日本支の設立に携わる。2004年、スウェーデン環境法典の邦訳を監修。2010年、持続可能なスウェーデン協会の理事に就任。現在、スウェーデンと日本を行き来しながら、サステナビリティの分野で学び合いの交流事業を行い、多くの協力者と連携しながら企画から実施までのプロデューサーとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。