農商工連携の地域ブランド戦略

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農商工連携の地域ブランド戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794808158
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

★中山間地域から日本の農業が変わる!

2008年夏に「農商工等連携法」が施行された。「モノづくり」産業の手詰まりが次第に明らかになり、もう一つの産業化の方向として「農業」と「商工業」の連携の中に新たな活路を見出そうというものである。また、近年の「食」の「安心、安全」の要請の中で、「農」の意味が問われ始めていることも大きく影響している。こうしたことを意識して「農」と「食」をめぐる世界を眺めると、実に多様なテーマが横たわっていることに気づく。集落営農から農事法人化の動き、企業の農業参入、農村への定住・新規就農の推進、また、農産物直売所・加工場・農村レストランの展開、地域農産物のブランド推進など。その「現場」に立つと、かつての一元的な農業政策、農協への依存というスタイルから、新たな時代に踏み込みつつあることを痛感させられる。そのような視座に立った上で、本書では特に条件不利の中山間地域の動きに注目していく。一つは、全国各地の「農産物直売所」である。この直売所のスタイルは、1980年代の中頃から開始された。その動きは一気に燎原の火のごとく全国に拡がり、現在では日本農業、農村の「希望の星」となっている。そしてこのような「農産物直売所」を経験した婦人たちは、さらに「農産物加工場」「農村レストラン」へと踏み込んでいく。そこから生み出された「農と食」は進化し、次第に「ブランド化」されつつある。この「直売所」「加工場」「農村レストラン」の三つが、あたかも日本農業、農村を変える「三点セット」として中山間地域に拡がっている。そこに集う農村婦人たちの「輝き」からは、ここを起点に日本も変わっていくことが痛感されるであろう。日本の中山間地域では今、「自立」に向かう実に興味深い取り組みが重ねられているのである。

★本書に登場する「農商工連携」地域=岩手県二戸市、富山県氷見市、徳島県石井町、群馬渋川市赤城町、島根県美郷町、三重県伊賀市、広島県三次市、熊本県水俣市、北海道江別市、青森県、茨城県ひたちなか市

内容説明

農産物直売所・加工場、農村レストラン、農水畜産物ブランド化など、条件不利の中山間地域11か所で豊かに重ねられてきた取り組みから、農・食・商・工の新たな時代をひらく指針を探る。

目次

地域おこしと農商工連携
第1部 農産物直売所の展開(岩手県二戸市/婦人たちの直売所と加工場―進化し続ける「キッチンガーデン」;富山県氷見市/農家主導で立ち上がった直売所―「おらっちゃの店」の先駆的取り組み;徳島県石井町/農業の明るい話題から、町全体の意識改革へ―平均四〇〇万円を売り上げる「百姓一」)
第2部 農村レストラン、農畜産物加工、観光農園(群馬県渋川市赤城町/女性の社会参画の場としての農村レストラン―あぐりハウスおふくろ亭;島根県美郷町/駆除イノシシの加工とブランド化―「おおち山くじら」の誕生;三重県伊賀市/手作り体験から発展した農村テーマパーク―伊賀の里モクモク手づくりファーム ほか)
第3部 農水産物加工品の農商工連携の展開(北海道江別市/地域ネットワークづくり・人づくり―「ハルユタカ」を軸とした農商工連携;青森県/中小企業とJAの「農商工連携」―県産素材による「冷凍押し寿司」の開発;茨城県ひたちなか市/競争と連携による地域内コミュニケーションの高まり―「ほしいも」と農商工連携)
農商工連携の未来

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。博士(経済学)

松永桂子[マツナガケイコ]
1975年京都府生まれ。2005年大阪市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、島根県立大学総合政策学部准教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mumiu

35
「野菜を売ってオーストラリアへ行こう」これってモチベあがりますね。モクモクファームでは研修生も受け入れていて、次の世代への橋渡しに取りかかっている。村のおばちゃんたちが夕方、無人販売所でおしゃべりしながら売り上げを勘定しているのを見て微笑ましくなります。おばちゃんたちの野菜は顔が見えてるからなお美味しい。後継者など課題もあるが、これからもそんな野菜をたべていきたいとおもう。2015/08/11

かりん

2
4:親戚のおばちゃんが載ってるから手に取ったが、なかなか勉強に。11事例あります。直売所市場1兆円、最後の成長市場。タケノコ農家50戸を切る。野菜を売ってみんなでオーストラリアへ行こう。特産品がない→直売所は少量多品種、通年生産が強み。何でもあるが足かせ。駆除イノシシのブランド化。モノづくり→コトづくり=話題づくり。2010/04/24

Satoshi Murai

1
読了2015/11/13

1
戦後のモノ作り大国の日本での食文化は豊かであるが、食料自給率が40%をきっているという現状であり、農・食・商工業は連携していくことが重要であるとしている。中山間地域に焦点を当てて、農産物直売所、農産物加工場、農村レストラン、観光農園で自立と連携について考えている。32頁の女性の写真は『「農」と「食」のフロンティア』で登場している女性と一緒である。著者が同じ故、かぶっている内容がある。2014/12/19

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