内容説明
朝の人気ラジオ番組「ビジネス展望」での話題を詳説!日本・アジアの地域産業の「今」を熱く伝えるフィールドノート集、待望の第2弾。
目次
1 「農」と「食」をめぐる新たな取り組み(島根県益田市匹見町 「過疎」という言葉が生まれた町の現在;島根県出雲地域 中山間地域の農産物直売所;岩手県久慈市 JAによる農産物直売所の展開 ほか)
2 地域産業の新たな価値の創造(福島県西会津町 「トータルケア」のまちづくり;岩手県葛巻町 酪農、ワイン、クリーンエネルギーのまち;島根県雲南市・飯南町 国土を丁寧に使う時代の到来 ほか)
3 中国の「現場」の新たな動き(無錫市・宜興市 民営企業として発展する郷鎮企業;深〓(せん)市 中小ローカル企業による究極のモノづくり
清遠市 中国珠江デルタからの二次展開の受け皿 ほか)
著者等紹介
関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。経済学博士。受賞:1984年第9回中小企業研究奨励賞特賞。1994年第34回エコノミスト賞。1997年第19回サントリー学芸賞。1998年第14回大平正芳記念賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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5年前の本。本書のキーワードは地域=成熟社会。食、農、環境、産業。 中山間地域からは、過疎、女性・高齢者の活躍、農村レストラン、農産物直売所、農家向けホームセンター、地域ブランド、B級グルメ、トータルケア、ミネラル野菜、クリーンエネルギー、ワイン、森づくり、雇用維持、工業集積、震災からの復興、環境系産学連携、エコタウン、学園都市、地域信用金庫、若手たちのものづくり(0頁)。自立に向けたコト起こし(5頁)。コト起こしは現代では創造農村の文脈と重なる部分も多いと思われる。 2014/10/06