立地ウォーズ―企業・地域の成長戦略と「場所のチカラ」

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794807892
  • NDC分類 332.9
  • Cコード C0033

出版社内容情報

“成長力を生み出す土地”を求めて繰り広げられる「街の経済学」!

見慣れた街の風景の裏側では、いま企業・地域間の「場所のチカラ」をめぐる攻防が繰り広げられている。近年では目先の利益よりも将来の付加価値を求めた立地が増えている。場所が持つブランド性、イノベーションの創出、リスク回避などを求めての動きといえるが、それはこうした要素が企業の成長力や競争力を生み出すからに他ならない。企業がわざわざコストの高い日本に工場を建てたり、わざわざ人通りの少ない裏通りに店を出したり、わざわざ家賃の高い銀座に出店したりするのも、その土地がもつ「場所のチカラ」を成長力や競争力に転換したいと願うからである。本書では、企業に成長力をもたらす場所のファクターを「場所のチカラ」と呼ぶ。それは、「費用節減のチカラ」「収益増大のチカラ」「付加価値増大のチカラ」の三つから成る。企業は、自らの成長戦略に即して、この三つのチカラのバランスの中で立地を選定したり、立地に適応したり、あるいは立地を創造・開発したりしているのである。このような、いわば風景の背後の世界に読者をいざなうことが筆者の願いであり、本書のねらいである。

内容説明

製造業から小売業までの立地戦略入門。今、街の裏側では、企業と地域との間で「場所のチカラ」をめぐる攻防が行われている。

目次

序章 場所の価値とは
第1章 場所のチカラと企業の成長戦略
第2章 立地競争と均衡立地/最適立地
第3章 集中化・分散化と立地
第4章 ネットワークと立地
第5章 産業集積と立地
第6章 商業集積と立地
第7章 立地ウォーズ―場所のチカラをめぐる攻防

著者等紹介

川端基夫[カワバタモトオ]
1956年、滋賀県生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科地理学専攻課程(経済地理学)修了。博士(経済学)(大阪市立大学)。龍谷大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ワッフル*ワッフル

1
「これまでの経済地理学者が経済学に軸足を置いて扱ってきた立地問題を経営学に軸足を移して整理し直している。」と著者が述べているように、立地が企業の経営にどのようなインパクトを与えるか、その要素ごとに解説を行っており、場所が重要な戦略要素となりうる製造、小売業界にとって「場所の有効性」という変数をどう扱い、組み入れていくかについて示唆に飛んでいる。参考になる。2009/01/03

くどちゃん

0
値段が安いと、なお良い。2010/06/15

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