地域をデザインする―フラードームの窓から見えた持続可能な社会

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地域をデザインする―フラードームの窓から見えた持続可能な社会

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794807557
  • NDC分類 519.04
  • Cコード C0036

出版社内容情報

自作のフラードームに住みながらここ20年ほど私が求めているものは、持続可能社会の構築である。既に世界は、そして日本は「持続不能な状況」に陥っている。
これから5年以内に、誰にでも分かるような食糧危機が来ると言われている。そして、明日にでも訪れるかも知れない市町村の財政破綻。さらに、前倒しで進行中の人口減少社会、歯止めをかけることもままならない気球温暖化…。こうした国内および地球規模の様々な持続不能問題を解決する鍵は、持続可能な小地域をデザインすることにあるのではないだろうか。
自然資源を持たない「都市」が、単体では持続不可能なことは、今や誰の目にも明らかである。もしあなたが、本当に持続可能社会を構築しようと考えるなら、都市を捨て郡部で暮らすことである。もちろん、当面は高い円を維持することでのみ、日本の食糧とエネルギーが確保される。したがって、グローバル経済の中で勝ち残るための都市機能をすべて捨てることは出来ない。しかし、「銃後の備え」である郡部を見捨てての戦いは有り得ないし、そのよう国はもはや国家とはいえない。
振り返ればわずか50年ほど前までは、日本の多くの地域は、生活の糧、即ち生産財のほとんどを地域の自然資源で賄ってきた。地域に住む人々は、地域の自然資源を持続的に使うすべを充分知っていた。こうした暮らしが持続可能社会の基本ではあるが、時間の矢は逆方向には進んでくれない。このような状況の中で、地域再生、地域デザインの方法を私なりに考えてきた。持続可能な地域を作ろうとしている多くの人々にお読みいただき、本書に提示した方法をさらに進化させていただきたい。子や孫を滝つぼに落とす前に…。(こまみや・ひろお)

内容説明

近づく食糧危機、前倒しで進む人口減少、容赦なく環境を蝕む温暖化…。地球規模の持続不能問題の解決に向けて、自作のフラードームの窓からいま、「持続可能な小地域」のデザインを提唱したい。

目次

第1章 オフィスの窓から―日本の森林を考える
第2章 食卓の窓から―畑で何をつくってきたか
第3章 トイレの窓から―コミュニティとは何か
第4章 二階の窓から―コミュニティの一員として
第5章 キューポラの窓から―流域を考える
第6章 ドームの外に出てみれば―グローバルに考えるとは
第7章 持続可能な地域の青写真の描き方
第8章 歴史を振り返る
第9章 果たして間に合うのだろうか

著者等紹介

駒宮博男[コマミヤヒロオ]
1954年、横浜生まれ。東京大学中退。幼少よりゲーデルなど、数学基礎論について父に聞かされて育つ。学生時代は年に120日以上山中で過ごし、登山の海外遠征は10回以上。高山研究所を経て、(株)ヘルス・プログラミング設立。仕事の傍ら、意味論、認識論について本格的に研究開始。その後、NPO活動を開始。現在、NPO法人地球の未来、地域再生機構理事長、ぎふNPOセンター理事長代行、地域の未来・志援センター副理事長その他。名城大学大学院経営学研究科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

2
2010年生物多様性条約名古屋会議のとき、NGOの事前集会があり、氏のお話を想起した。恵那市にお住まいで魅力的な農村生活を謳歌されていると感じた。中山間地域での暮らしに、賢い撤退論も出てきた一方、一石を投じる生き様だといえるだろう。「人間やろうと思えば何でもできるのだ」(23ページ)という人生哲学には共感できる。2050年までの地域の人口推計をたたき出して、そこから未来を構想すると、一人の老人を一人の就業者が支えられないとわかる(116ページ)。著者にはやはり、3.11原発事故を加筆して再版してほしい。2012/10/28

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