シリーズ近江文庫<br> 近江骨董紀行―城下町彦根から中山道・琵琶湖へ

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シリーズ近江文庫
近江骨董紀行―城下町彦根から中山道・琵琶湖へ

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794807403
  • NDC分類 756.8
  • Cコード C0026

出版社内容情報

近江の国(滋賀県)は、比叡・比良・鈴鹿等の山々に囲まれ、琵琶湖の水にも恵まれた、山紫水明に富む美しい国である。同時に、縦横に走る街道を通じて京都や全国各地からモノ・人・情報が集まり都市として栄え、古来荘厳な寺社仏閣や城郭が建立されて、この地を実に魅力ある文化と物産の宝庫にしてきた。
本書は、城下町彦根や古都大津の町に分け入り、中山道や琵琶湖を旅しながら、そこに残された「骨董・古美術品」のなかに近江文化の結晶を見出し、あますところなく紹介するものである。だが筆者はありきたりの有名美術館や観光スポットには訪れていない。人知れず文化を紡ぎ、次代に受継いでいこうとする市井の骨董店や私設美術館、街角で朽ち果てんとする「名建築」、そうした、地元で暮らしていなければとうてい見出し得ないような隠れた名所に分け入ると、そこに珠玉のような宝が見出される。筆者の目に留まったものは、湖東焼・信楽焼・梅林焼・比良焼などの陶磁器、銅器や漆器にガラス製品、時代箪笥や木工品、近江上布や筒描きなどの古布、日下部鳴鶴・巌谷一六などの書、山元春挙・織田瑟瑟・茨木杉風・野口謙蔵などの絵画、浮世絵・大津絵などの民画、びん手まり・小幡人形などの郷土玩具、そして独特な意匠の建築物や歌碑・句碑まで多彩な芸術分野に及んでいる。
本書では、こうした宝物にまつわる人物や興味深い逸話を紹介しつつ、近江文化に新たな光をあて、その再評価を試みると同時に、現代文明への批評をも随所に盛り込んだ。本書によって、骨董を通して奥深い近江文化を堪能するとともに、歴史や文明への洞察力を深めて頂ければ幸いである。(つつい・まさお)

内容説明

本書は、城下町彦根や古都大津の町に分け入り、中山道や琵琶湖を旅しながら、そこに残された「骨董・古美術品」の中に近江文化の結晶を見いだし、あますところなく紹介するものである。だが、著者はありきたりの有名美術館や観光スポットには訪れていない。人知れず文化を紡ぎ、次代に受け継いでいこうとする市井の骨董店や私設美術館、そして街角で朽ち果てんとする「名建築」、そうした、地元で暮らしていなければとうてい見いだし得ないような隠れた名所に分け入って珠玉のような宝を発見した。そこにはまた、著者の鋭い文明批評の眼も光る。

目次

第1章 城下町彦根にて(私の骨董入門―土川釉好堂にて;雛祭りの憂い―弥生土器と湖東焼菱形三段重;湖東焼絢爛―たねや美壕の舎湖東焼美術館訪問記 ほか)
第2章 琵琶湖、中山道、大津への旅(琵琶湖多景島へ謎解きの旅―誓之御柱;中山道愛知川宿、竹平樓にて;愛知川宿に残る近江上布とびん手まり ほか)
第3章 四季をめぐる暮らしのなかで(春の光と影―古伊万里、桜の杯洗;近江桜逍遙―永楽保全の酒器・急須、織田瑟瑟の桜絵;花と蝶―山本梅逸の絵と初期伊万里蝶図小皿 ほか)

著者等紹介

筒井正夫[ツツイマサオ]
1955年、横浜生まれ。52歳。1985年一橋大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。滋賀大学経済学部教授。専門は、近代日本経済史、地方行財政史(都市と農村)、近代化遺産・ヴィジュアル資料の保存とまちおこし、近江商人等の研究。現在彦根市史・愛知川町史・日野町史の編纂に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。