水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザイン

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水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザイン

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794807397
  • NDC分類 383.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

生まれ育った愛すべき土地の豊かな自然と文化を生かしたい!伝統と未来をつなぐ若者たちの挑戦。あなたの街にも誇るべきものがきっとあります。
岐阜市を流れる長良川流域で生まれ、生産が途絶えた岐阜うちわのひとつである水うちわ。本書では13年ぶりの復活を試みたうちわ職人と、その活動に関った筆者を含む地元の若者たちの軌跡を追うと同時に、それをきっかけに水うちわが誕生した長良川流域の地域デザインに若者がコミットしていく過程を辿ります。
著者たちは、水うちわ復活のための和紙を探す中で和紙職人と出会ったり、地域のプロデューサーとの協働の機会を得ることもありました。さらに、うちわを育んだ町でまちづくりを行う地元住民から町の歴史を学び、彼らが積み重ねてきた伝統・習慣に参加をするようになった著者たちは、これまで触れる機会のなかった地域コミュニティに魅力を感じ入り込んでいきます。
こうした過程で著者たちは、地域を、そして地域で継承されてきた文化的習慣を守り継ぐには、その地域全体を形作ってきた自然資源、つまりこの地においては清流長良川を守ることなしには難しいということを認識したのです。そして私たちの活動は清流を守るための「里山再生」の活動に広がりつつあります。
インターネット上でのヴァーチャルコミュニティ、過度な市場主義社会、環境問題をはじめとする将来への不安。足元が揺らぎ、自分が自分である意味を問い続けざるを得ない現代に生きる著者たちは、長良川という唯一の場所性に根付く「水うちわ」に自らを映し出し、未来への確固たる基盤を築き上げようとしているのかもしれません。地域社会のための「地域デザイン」と大義名分を掲げるのではなくて、身近なところから肩肘張らずに素直に、自分が育った愛すべき土地のために何かを始めたい。そしてその地の文化を継ぎつつ新たな文化を創り出すために、若者が実践している活動の記録を綴ります。

著者紹介 水野馨生里(みずの・かおり) 1981年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。広報代理店勤務後、出身地である岐阜市にUターン。現在、若者のまちづくり団体「ORGAN」を拠点に、文化・伝統をテーマとした社会的活動を行っている。

内容説明

水のように透明で、水に浸して扇ぐ美しいうちわ。復活の試みは、自分が岐阜に生まれた意味を探す旅へ。産業の空洞化や中心市街地の過疎高齢化、若者の流出に直面する典型的な地方都市・岐阜市。大都市からUターンした若者たちは、水うちわの復活プロジェクトをきっかけに、それまで実感の持てなかった『自分のまち』を再発見していく。やがてその活動は、長良川によって地域が繋がるという、流域再生のビジョンへと広がっていく。水うちわを育んだ長良川流域を舞台に繰り広げられる、現在進行形の物語。

目次

1 うちわと出会う
2 岐阜うちわの歴史
3 水うちわ復活プロジェクト
4 水うちわの創始者―勅使河原直次郎
5 職人は生業を続ける
6 水うちわでつながる
7 水うちわの向こうに見えるもの―長良川流域を創るひとびと

著者等紹介

水野馨生里[ミズノカオリ]
1981年岐阜市生まれ。岐阜県立岐阜北高等学校卒業後、慶応義塾大学総合政策学部(SFC)を経て広報代理店勤務。その後、岐阜市にUターン。SFC在学中に、カンボジアにおいて途絶えていたクメール織物復活プロジェクトを進めるクメール伝統織物研究所に出会い、クメール織物の美しさに魅せられる。研究所の織り手への調査やライフヒストリーの聞き取りなどから、地域に根付く伝統が社会的・文化的・経済的に絶大な影響力を持つことを実感。この経験をもとに現在、故郷である岐阜市において若者のまちづくり団体「ORGAN」にて文化・伝統をテーマに社会的活動を繰り広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はなうさぎ

1
きれいな本です。これを読んで、水うちわを買いました(もったいなくて、水にはつけてないけど)。長良川へも何度か行きました。いいところです。コストパフォーマンス高いです。想像以上に満足できます。が、この本に書かれていることと、現実では、本の方がちょっときれい?それから、この本の書かれた頃から、何か変わった…?これからの活動に期待。

メルセ・ひすい

1
慶大SFC ××× しかし゛水うちわ゛に罪は無い! ネットで売り切れ ソニーの超高級通販で買い、お中元に配りました。評判抜群ですが財布は最悪! 岐阜市を流れる長良川流域で生まれ、生産が途絶えた岐阜うちわのひとつである水うちわ。その復活の試みは、自分が岐阜に生まれた意味を探す旅へ…。長良川流域を舞台に繰り広げられる、現在進行形の物語。 あの殺人鬼の信長の故郷 美濃和紙ですよ!2009/08/05

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