ミツバチと文明―宗教、芸術から科学、政治まで文化を形づくった偉大な昆虫の物語

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

ミツバチと文明―宗教、芸術から科学、政治まで文化を形づくった偉大な昆虫の物語

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2024年06月03日 10時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794224712
  • NDC分類 486.7
  • Cコード C0020

出版社内容情報

その見事に統制された社会性と緻密な巣づくり、そして蜂蜜によって、
はるか昔から人類を魅了してきたミツバチ。
人類は、ミツバチを養蜂するのみならず、文学、宗教、政治、経済から
芸術、建築まで、様々な文化において、ミツバチから発想を得たものを多く生み出した。
本書は、ミツバチの生態に迫りながら、人類史におけるミツバチの重要性を明らかにする。


<目次より>
1 ミツバチと人類
人類との出会い/ミツバチに見出されるす多様なイメージ/雄弁と不死の表象/群れとしての存在/詩的言語への還元

2 ミツバチ、その驚くべき生態
ハナバチが社会性をもつのはごく一部の種/ミツバチの身体性/慎ましやかな食性/複雑な社会組織/職能分化の仕組み

3 養蜂の人類史
養蜂の始まり/巣作りの解明/巣箱の発展/ミツバチの生体研究/化学者としてのミツバチ/蜂蜜の消費/花粉媒介者として

4 政治的イメージの源
美徳の大国/隠喩の古典、『農耕詩』/ミツバチは本当に政治的か?/より身近な政治的寓話/地域・時代によるバリエーション

5 敬虔(ルビ:けいけん)と堕落の間
貞淑の鑑/信者とミツバチ/ミツバチの受難/ミツバチの罪/死骸より生まれ出るもの

6 ミツバチの経済
蜂蜜の経済価値/「ミツバチ製品」の多様な利用

7 アートにおけるミツバチ
「ミツバチデザイン」建築の極北/芸術作品におけるミツバチ/有名な「ミツバチダンス」の発見/ミツバチの歌と音楽

8 伝承の中のミツバチ

ギリシャ時代からの伝承/預言するミツバチ/モルモン教の約束の地/伝承のウソ・ホント

9 歌うミツバチ、刺すミツバチ
ディキンソンのミツバチ/ミツバチ理解と大衆化/シニカルなミツバチ

10 「悪しきミツバチ」誕生と近現代
ミツバチ批判の起源としてのロマン派/「暴力的なミツバチ」への変遷/近代におけるミツバチの善性/「悪しきミツバチ」の登場/映画における脅威としてのハチ/アフリカ化したミツバチとメディアの意外な関係/善なるミツバチ表象の回復

11 消えゆくミツバチ
隠居とミツバチ/原因不明の大量失踪/地球の生を象徴する/人類史に生き続ける

内容説明

その見事に統制された社会性と緻密な巣づくり、そして蜂蜜によって、はるか昔から人類を魅了してきたミツバチ。人類は、ミツバチを養蜂するのみならず、様々な文化において、ミツバチから発想を得たものを多く生み出した。本書は、ミツバチの生態に迫りながら、人類史におけるミツバチの重要性を明らかにする。

目次

1 ミツバチと人類
2 ミツバチ、その驚くべき生態
3 養蜂の人類史
4 政治的イメージの源
5 敬虔と堕落の間
6 ミツバチの経済
7 アートにおけるミツバチ
8 伝承の中のミツバチ
9 歌うミツバチ、刺すミツバチ
10 「悪しきミツバチ」誕生と近現代
11 消えゆくミツバチ

著者等紹介

プレストン,クレア[プレストン,クレア] [Preston,Claire]
ロンドン大学クイーン・メアリー校のルネサンス文学・英文学の教授

倉橋俊介[クラハシシュンスケ]
国際基督教大学教養学部人文科学科中退。訳書に『世界の山岳大百科』(共訳、山と渓谷社、2013年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

43
セイヨウミツバチという昆虫が人類に与えてきた大きな影響にただただ圧倒されます。そして自分だけでなく数多くの先人たちみ魅了されてきました。時も場所も超えて同志の情熱を共有した気持ちになりました。こういう本をニホンミツバチで作りたいな。2022/06/11

Toshi

16
人類が養蜂を始めて4500年。人類はミツバチの社会性に宗教的、政治的な規範を見出し、また思想家や作家は思索や表現の対象としてきた。動物行動学や生態学の観点から描かれることが多いミツバチであるが、この本はタイトルどおり、ミツバチと文明の関わりについて、宗教、政治、経済、思想、文化、芸術と、実に様々な分野を網羅しつつ描いている。それでいて内容は平易、図版、画像も豊富で、楽しく読める一冊。2022/05/14

とろりんとう

3
お気に入りの方が読んだ本。最近、都会での養蜂が話題に上がっていたので、興味を持った。養蜂の古い歴史、その研究、そして、人間との関わりの深さが宗教、芸術、科学、政治にまで影響した。ミツバチを多方面に渡って記述している点が良いところだが、もっと生物学的な考察があっても良かった。2022/06/06

retro

2
ミツバチと人類がどう関わってきたのか,ミツバチが人類の歴史にどんな役割を果たしてきたのか,どんな役割を演じさせられてきたのかを,宗教,文学,政治などの面から論じた本。ミツバチは有史以前から人類と付き合いがあったけれど,品種改良などはほとんど行われず,ミツバチはずっとミツバチのままだ。時代と共に変わっていったのは人間のほう。ミツバチはハチミツ生産者として,花粉媒介者として便利に利用されているが,さらに時代の要請に応じて,何かの象徴として,寓意として,そして,環境問題の旗印としてとらえられている。 2021/07/01

てつこ

1
ミツバチの生態と人間の文化に与えた影響をまとめたもの。西洋の古代の伝承をみるとミツバチは雄弁、隠棲、哲学などのイメージで人々に認識されていた。蜂蜜は古くから利用され養蜂も盛んに行われてミツバチは人類の生活に欠かせないものとして扱われ、宗教や芸術、政治にまでモチーフとして取り入れられる。なかなか興味深い内容で養蜂史についても知りたくなった。2023/07/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16618107
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品