グローバル幕末史―幕末日本人は世界をどう見ていたか

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グローバル幕末史―幕末日本人は世界をどう見ていたか

  • 町田 明広【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 草思社(2015/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794221520
  • NDC分類 210.59
  • Cコード C0021

出版社内容情報

これまで国内の対立抗争史に偏重していた幕末史を、「日本人はいかに
欧米列強に対峙したか」という観点から読み直すユニークな試み。
ペリー来航後、幕府、薩摩、長州、朝廷それぞれの「世界観」はどう変わったか?攘夷決行のかたわらで極秘裏に進行していた薩長による「海外留学生政策」や欧米列強との「武器・軍艦密貿易」の実態、イギリスを反幕府へと導いた「ロンドン薩長同盟」など、従来の幕末史では顧みられなかった重要な事実を史料から明かす。

◆ 幕府の世界観 ───今すぐ攘夷はムリ。ひとまず貿易で稼ぎたい
◆ 長州藩の世界観 ──政局の主役になりたくて攘夷に猛進
◆ 薩摩藩の世界観 ──攘夷に興味なし。外国とビジネスがしたい
◆ 幕末「軍需貿易」 ──密貿易データが明かす、薩長の軍事力
◆ 幕末「海外留学」 ──長州ファイブと薩摩スチューデントの隠密活動
◆ ロンドン薩長同盟 ──薩長の志士による対イギリス工作

【著者紹介】
1962 年長野県生まれ。上智大学文学部・慶應義塾大学文学部卒業、佛教大学文学研究科修士課程・同博士後期課程修了、博士(文学)。日本近現代史(明治維新史・対外認識論)研究者。明治維新史学会理事、神田外語大学専任講師、千葉商科大学・佛教大学非常勤講師。著書に『攘夷の幕末史』(講談社現代新書)、『島津久光=幕末政治の焦点』(講談社選書メチエ)、『幕末文久期の国家政略と薩摩藩――島津久光の皇政回復』(岩田書院)がある。

内容説明

幕末、日本は欧米列強の圧倒的武威に屈し、開国した。国内に攘夷思想が吹き荒れる中、幕府、薩摩、長州は各々どういう攘夷戦略で列強に対峙したか。また、欧米との貿易が始まると、幕府は軍需品の輸入利権を独占し、これに反発する薩摩は直接貿易を求めて英国に接近する。さらに、幕府が海外視察団を派遣すると、薩摩も藩士を欧州に送り込み、幕末抗争はグローバルな展開を見せてゆく。国際的視点から幕末史を捉えなおす意欲作。

目次

第1章 幕末以前の日本人の世界観―小中華帝国「日本」
第2章 幕府、和親条約で開国せず―鎖国死守への執念
第3章 幕府の積極的「開国」戦略―未来攘夷という思想
第4章 長州藩の世界観―過激攘夷の深層
第5章 薩摩藩の世界観―斉彬・久光に見る現実主義
第6章 幕末「武器・軍艦貿易」―輸入利権をめぐる幕薩対立
第7章 日本人、海を渡る―使節団・留学生が見た世界
第8章 幕末「極秘渡航」―長州ファイブと薩摩スチューデント
第9章 ロンドン薩長同盟―幕末史を動かした留学生ネットワーク

著者等紹介

町田明広[マチダアキヒロ]
1962年長野県生まれ。上智大学文学部・慶應義塾大学文学部卒業。佛教大学文学研究科修士課程・同博士後期課程修了。博士(文学)。日本近現代史(明治維新史・対外認識論)研究者。明治維新史学会理事。神田外語大学専任講師。千葉商科大学・佛教大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ASnowyHeron

4
幕末の派手な話ばかりを目にしていたが、それ以外の地味な積み重ねにより日本は中国のような植民地にならずに済んだと感謝する。この作品はしがらみにとらわれない先見の明があった先人に話でもある。この書籍のキャッチはいささか軽い気がするが、この時代に興味があれば必読だと思う。2016/01/08

yucco

3
浪士達が攘夷だ!と発狂していた頃、幕府側では国を守る為にどうすべきか必死で対応策をねっていたことや毅然とした態度で外国人との交渉に当たっていた幕臣たちがいた事を知り、改めて歴史は多面的に見ていかないといけないなと。個人的に岩瀬忠震の存在が気になっているので、いずれ深堀りしたいです。国内で激しく対立していた薩長も、それと同時期にロンドンへ留学していたメンバーの間では同じ日本人としてこれからどうすべきかを論じあっていたという事実は胸アツ。2021/04/22

やま

0
非常にフラットに幕末における主要人物の世界観を説明。 攘夷派であっても、誰しもが先ずは富国強兵が必要であろうと感じていた事には大変納得。他の幕末ヒーローを主軸にした、ドラマ仕立ての歴史解説とは全く異なる、当時の世界観に焦点を置いた、素晴らしい視点からの歴史解釈であると思う。2022/02/23

ぽんせ

0
薩長同盟の前、幕府に伏せて渡英した長州ファイブと薩摩スチューデントがイギリスで攘夷から開明へ転じたのは、彼らがその目で実際に見た外国勢の圧倒的な軍事、産業や文化などによるもので、かの地で日本より先に薩長同盟的な物が出来上がっていたのは興味深い。2020/01/29

soeruru

0
今までモヤモヤとしていた幕末の動向に溜飲が下がりました。 最後のまとめは歴史の教科書にそのまま掲載しても良いレベルかと考えました。 2018/10/24

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