タイミングの社会学―ディテールを書くエスノグラフィー

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タイミングの社会学―ディテールを書くエスノグラフィー

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775569
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0030

出版社内容情報

フィールドワークが世界の見方を変える--
舞台は、マニラの貧困地区。突然試合が中止だと告げられるボクサー、自宅が急に目の前で破壊されるスラム街の住人、常に主人の顔色を窺う家事労働者……。何が起こるかわからない明日を待ち、絶えざる今を生きのびるとはどういうことか。かれらが生きる時間のディテールをともに目撃し、ともに書くための理論と思想。

内容説明

フィールドワークが世界の見方を変える―舞台は、マニラの貧困地区。突然試合が中止だと告げられるボクサー、自宅が急に目の前で破壊されるスラム街の住人、常に主人の顔色を窺う家事労働者…。何が起こるかわからない明日を待ち、絶えざる今を生きのびるとはどういうことか。かれらが生きる時間のディテールをともに目撃し、ともに書くための理論と思想。

目次

序章 暗がりの部屋
第1章 不確実な減量―待機するボクサー
第2章 共同生活―ボクシング・キャンプについて
第3章 対象化された貧困
第4章 レジリエンス
第5章 解釈労働
第6章 立ち退きの時計
第7章 時間―空間の伸縮
第8章 根こぎ―フィールドノートから
第9章 疲弊
第10章 癖―不可量領域の記述
終章 抑圧の時計

著者等紹介

石岡丈昇[イシオカトモノリ]
1977年岡山市生まれ。専門は社会学/身体文化論。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院教育学研究院准教授を経て、現在日本大学文理学部社会学科教授。単著に『ローカルボクサーと貧困世界―マニラのボクシングジムにみる身体文化』(世界思想社、第12回日本社会学会奨励賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

16
『その暗がりの部屋で私が痛感したのは、貧困とは恐怖であるということだった。・・貧困を語るときの中心は所得でも政策でもなく、恐怖なのだということが、このとき以来、私の中心的な考えとなっている。(p20)』エスノグラフィ-というのは読めば読むほどに面白いのだが、読むためのエネルギーが半端なく必要になるのもが多い。もともと興味のある分野なら勢いで読んでしまうがそうでないと、そのエネルギーが足りない場合も往々にしてあり、この本も途中リタイヤとなってしまった。合掌。2023/11/19

せい

3
背景だけを見てラベルを貼るのではなく、彼らと同じ目線で未来を志向して考えることで見えてくるものがあるってこと。めちゃくちゃ読んでよかったです。2024/03/15

RYU

2
マニラの貧困世界のフィールドワークを通じたethnography。突然試合が中止だと告げられるボクサー、自宅が急に目の前で破壊されるスラム街の住人、常に主人の顔色を窺う家事労働者、彼らには時間的予見性がなく、何が起きるかわからない日々を過ごす。時間予見性の欠如は、貧困の一要素。2024/02/12

コミジ

1
題名から勝手にエッセイ的な読み物を想像してしまったが、学術的なカッチリした内容で、読み応え充分だった。レアリティに溢れたディテールに圧倒されたが、出口の見えない息苦しさを覚えたのも確かであった。2024/03/21

昌也

0
再読2023/08/24

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