出版社内容情報
地球から童謡まで。やわらかく鋭く世界を見る。
生きものを見つめる目で。生活者の目で。子どもの目で。ふつうのおんなの子の目で。やわらかな感性で世界をとらえ返す。競争第一で発展に突き進み、息づまる社会を素朴な目で問い返し、生きるヒントを見つける。平易かつするどい文章が光るエッセイ。
内容説明
「人間は生きものである」ことをすっかり忘れているのでは?競争第一で発展に突き進み、息づまる社会をやわらかな感性で問い返す。
目次
こどもの視線でのぞいてみれば(生活の中での子どもをよく見て、子どもの言葉を聞く―加古里子さんと生命誌の出会い;万年おじいさんとの愉快な時間 ほか)
永遠の自由研究者たち(地方に暮らすお茶目でふつうの主婦;熊楠に学ぶ重ね描き ほか)
生きものたちとひざをあわせて(生きものの挑戦は空へ向けて;「人新世」を見届ける人はいるのか ほか)
発展を問い直す(科学研究のありよう;ムヒカ流生き方 ほか)
平和への祈り(わからない…軍事への傾倒;外からの眼で日本を見直す ほか)
著者等紹介
中村桂子[ナカムラケイコ]
1936年生まれ。東京大学理学部化学科卒業、同大学院生物化学修了。理学博士。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。多様な生物に受け継がれている生命の歴史を読み取る「生命誌」を提唱、1993年にJT生命誌研究館を設立し、副館長に就任、2002年から館長を務め、現在、名誉館長。著書多数。2007年に大阪文化賞、2013年にアカデミア賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
冬佳彰
joyjoy