- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 演劇
- > オペラ・ミュージカル
出版社内容情報
ミュージカルから読み解く時代と社会
『気まま時代』『雨に唄えば』『オクラホマ!』『マイ・フェア・レディ』『ウェストサイド物語』……黄金期のアメリカン・ミュージカルを映画・舞台の両方からつぶさに読み解き、そこにあらわされている社会と時代の意識を浮かび上がらせる。アメリカ文化史の良書にして、画期的なミュージカル分析。
内容説明
『気侭時代』『雨に唄えば』『オクラホマ!』『マイ・フェア・レディ』『ウェストサイド物語』…黄金期のアメリカン・ミュージカルを映画・舞台の両方からつぶさに読み解き、そこにあらわされている社会と時代の意識を浮かび上がらせる。アメリカ文化史の良書にして、画期的なミュージカル分析。
目次
アメリカン・ミュージカルとは何だったか
第1部 映画ミュージカル(現実に立ち向かえ―『気侭時代』(一九三八)における精神分析
起源への回帰と使い回し―『雨に唄えば』(一九五二)における寓話的リアリティ
暴力は統御可能である―『掠奪された七人の花嫁』における冷戦的思考)
第2部 舞台から映画へ(Is Oklahoma!OK?―『オクラホマ!』(一九四三/一九五五)における生政治
象徴交換と死―『南太平洋』(一九四九)における恋愛の不可能性
報われない「労働」―『マイ・フェア・レディ』における二種類の感情表現様式の切り替え
なぜプエルトリコの女たちは「アメリカにいたい」のか―『ウェストサイド物語』(一九五七)における人種・民族の表象)
著者等紹介
日比野啓[ヒビノケイ]
1967年福岡生まれ。成蹊大学文学部教授。ニューヨーク市立大学大学院演劇学科単位取得修了。東京大学大学院総合文化研究科助手、成蹊大学文学部講師、同准教授を経て現職。専門はアメリカ演劇・日本近現代演劇を中心とする演劇史・演劇批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。