出版社内容情報
アリストテレスからディズニーまで、歴史は奇妙な動物物語に満ちている!
ウナギは砂から生まれてくる。ツバメは水中で冬眠する。子グマは塊の状態で生まれてきて、母親が舐めてクマの形にする・・・。これらはかつて、すべて本当のこととして信じられてきた。珍しい動物を追って世界を飛び回りながら過ごしてきた著者が、今も残る誤解の数々を正しつつ、人間と動物の入り組んだ関係を振り返る。科学、歴史、動物学、トラベローグが一体になったバカバカしくも楽しい動物エッセイ。
ルーシー・クック[ルーシークック]
著・文・その他
内容説明
アリストテレスからディズニー映画まで、人間が作った動物王国は間違いだらけ。イギリスの女性珍獣ハンターが、ビーバーの「睾丸」をかじり、カエルが原料の媚薬を飲み、ハゲワシと空を飛ぶために崖から身を投げ、嫌われ者たちの誤解を正し、人気者たちの裏の顔を暴く、前代未聞の驚きの動物エッセイ。
目次
ウナギ
ビーバー
ナマケモノ
ハイエナ
ハゲワシ
コウモリ
カエル
コウノトリ
カバ
ヘラジカ
パンダ
ペンギン
チンパンジー
著者等紹介
クック,ルーシー[クック,ルーシー] [Cooke,Lucy]
数々の受賞歴のあるブロードキャスター、映画監督。オックスフォード大学で動物学の修士号取得
小林玲子[コバヤシレイコ]
国際基督教大学教養学部卒業。早稲田大学院英文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千穂
28
コウノトリもその昔は冬眠すると考えられていたのか〜渡り鳥という概念もなかなか難しい発想ではあるな〜〜動物についての様々な知識が得られる興味深い一冊。表紙のパンダも考えるほど奥深い。2019/04/28
トムトム
23
野生動物たちも結構自慰行為をするし、死体とお楽しみもするし、純真無垢ではないわよ、という本でした。確かに、車に背中からひかれてぺっちゃんこになった鳥さん、交尾の受け入れ体勢と一緒かも!カモ~ン?2022/06/15
こぽぞう☆
16
図書館本。別に子どもに聞かせられないこたぁない。欧米の古代、中世、近代までの面白おかしいかつめちゃくちゃな理解と最新の知見が13種の動物について書かれている。あくまで「欧米の」ではあるがとても面白い。2019/04/24
マカロニ マカロン
15
個人の感想です:B+。最近『ざんねんないきもの事典』とか大ヒットしているので、「子どもには聞かせられない」が気になり予備知識なしでタイトル借り。乱交するパンダ、クンニリングスするコウモリ、独身のオスに売春するペンギン等など、確かに子どもには聞かせられない!ただし、そもそも動物を擬人化して人間の行動規範や道徳に照らすとそれらの行為は淫らであったり、変態的であったりするが、動物にとっては生き残るために必要な行為でもある。パンダやペンギン、ビーバーにはがっかりだが、ハイエナやカバは汚名返上的な部分もあった。2019/05/31
Mirror
12
科学的知見のない中世時代色々な説が2020/11/03