「混血」と「日本人」―ハーフ・ダブル・ミックスの社会史

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  • サイズ B6判/ページ数 476p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791770946
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0030

出版社内容情報

かくもあいまいな「日本人」の境界を生きる。
「日本人」の境界線はどのように引かれているのか。その境界は、いかに生きられているのか。混血、あいのこ、ハーフ、ミックス、ダブル…ときに侮蔑的な言葉を浴びせられ、差別され、あるときには羨望のまなざしで見つめられながら、「日本人」と「外国人」のはざまを生きてきた人びと。かれらの生きた戦後史と、現代を生きるかれらの生活史をたどることで、もうひとつの「日本」の輪郭線が浮かび上がる。戦後史研究の新たな展開。

下地ローレンス吉孝[シモジローレンスヨシタカ]
著・文・その他

内容説明

「日本人」の境界線はどのように引かれているのか。その境界は、いかに生きられているのか。混血、あいのこ、ハーフ、ミックス、ダブル…ときに侮蔑的な言葉を浴びせられ、差別され、あるときには羨望のまなざしで見つめられながら、「日本人」と「外国人」のはざまを生きてきた人びと。かれらの生きた戦後史と、現代を生きるかれらの生活史をたどることで、もうひとつの「日本」の輪郭線が浮かび上がる。戦後史研究の新たな展開。

目次

第1部 「混血」の戦後史(敗戦と「混血児問題」の時代 一九四五~一九六九年;豊かさと「ハーフ」の時代 一九七〇~一九八九年;「多文化共生」と「ダブル」の時代 一九九〇~二〇〇〇年;「ハーフ」の多様化の時代 二〇一〇年~)
第2部 「混血」の生活史(「あなたはナニジン?」―日常生活における人種経験;「ハーフ」の捉えがたさ;「日本人らしさ」がもたらす人種化の力学―家族・学校・労働・ストリートの現場から;「日本人」と「外国人」に二分される世界を生きる)

著者等紹介

下地ローレンス吉孝[シモジローレンスヨシタカ]
1987年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。専門は社会学・国際社会学。現在、港区立男女平等参画センターに事業コーディネーターとして勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

carl

20
日本人は純日本人がアイデンティティーだと思います。 合いの子、混血、ハーフと呼び方は変わったけど、結局大して変わらないと思います。文部省の混血児対策が有ったのがショックだった。2021/01/11

templecity

12
クオーターである著者が日本のハーフについて語る。昔は混血と言っていたが、GHQが駐留したことで所謂相の子が数多く生まれた。GHQがいた頃はあまり焦点も当たらなったが、駐留が終わり子供たちが学齢になったころに、いじめなどの問題が出て来る。公には問題になっていないことになっているが、実際は様々ないじめや差別にあっている。70年頃にはハーフというイメージで雑誌でもハーフタレントを特集したりもして、幼い頃の差別の話なども記事になった。(続きあり)2018/12/25

Nobu A

11
現在、新生児の50人に1人がハーフ(読了後、呼称が難しくなった)。クラスに1人、学年に数人いてもおかしくない。地域差はあるが、それだけ珍しくなくなったハーフの存在。戦後、GHQの占領期間に増えた「混血児」から「ハーフ」と呼び名が変わり、差別用語とされ、複数の文化を持つ「ダブル」や「国際児」となり、現在に至る4つの時代区分を概観。当事者のインタビューと筆者の考察を通して日本社会でどのように歩んできたのか、また、どのような問題を抱えてきたかに触れる。全体像があまり見えないものが少し明らかになり、勉強になった。2019/11/02

シャム

6
自分自身がアジア系ハーフということもあり、昔から「日本人」とはなんだろうとよく考えていた。これを読んで日本におけるハーフには想像していたよりも長く複雑な歴史があることを学んだ。日本はモノレイシャルな社会でかつ血をベースとする本質主義的傾向が強い。しかもそれが暗黙の了解として普通の「日本人」であれば気付くことがない。戦直後よりはマシになったといってもそれでも今の日本には所々で異質なものを排除するような息苦しさを感じさせる2020/04/16

Harumi

6
この本を取るきっかけになったのは大坂なおみ選手に対する一部の意見があることを知ったから。「見た目が日本人らしくない」などと意見する人は「純血」の日本人が活躍してこそ価値があると思うのだろう。その根拠は何か?本書は明確な答えを示してくれた。「日本人論」の流行、そこで展開された「日本人」という概念。ここで指す「日本人モデル」は、当時の大卒エリート男性たち。なぜなら日本人論の書き手、読み手、編集者もその世界(エリート男性)に生きる人間であったから。そしてこの「日本人論」にはハーフは当てはまらないらしい。2019/04/29

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