人新世とは何か―“地球と人類の時代”の思想史

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人新世とは何か―“地球と人類の時代”の思想史

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791770465
  • NDC分類 114
  • Cコード C0010

出版社内容情報

人類の活動はもはや後戻りができない一線を超えて地球を変えてしまった。人類による新しい地質年代、人新世。その全貌を明らかにする

クリストフ・ボヌイユ[クリストフボヌイユ]
著・文・その他

ジャン=バティスト・フレソズ[ジャンバティストフレソズ]
著・文・その他

野坂しおり[ノサカシオリ]
翻訳

内容説明

人類による新たな地質年代。人類の活動は、もはや後戻りができない一線を超えて地球を変えてしまった。完新世につづく、我々の新たな生存の条件“人新世”とは何か。その全貌を明らかにする。

目次

第1部 その名は人新世とする(人為起源の地質革命;ガイアと共に考える:環境学的人文学へ向けて)
第2部 地球のために語り、人類を導く:人新世の地球官僚的な大きな語りを阻止する(クリオ、地球、そして人間中心主義者;知識人とアントロポス:人新世、あるいは寡頭政治新世)
第3部 人新世のための歴史とはいかなるものか(熱新世:二酸化炭素の政治史;死新世:力と環境破壊;貪食新世:地球を消費する ほか)
結論 人新世を生き延び、生きること

著者等紹介

ボヌイユ,クリストフ[ボヌイユ,クリストフ] [Bonneuil,Christophe]
フランス国立科学研究センターの研究員。専門は科学技術史・環境史。フランスの科学技術史研究を牽引するアレクサンドル・コイレ・センターに所属。パリの社会科学高等研究院で教鞭をとる。2013年からフランスの出版社・スイユの「人新世」コレクションを主宰している

フレソズ,ジャン=バティスト[フレソズ,ジャンバティスト] [Fressoz,Jean‐Baptiste]
インペリアル・カレッジ・ロンドン研究員を経て、フランス国立科学研究センターの研究員。専門は科学技術史・環境史。アレクサンドル・コイレ・センターに所属。パリの社会科学高等研究院で教鞭をとる

野坂しおり[ノサカシオリ]
神戸大学国際文化学部卒。パリの社会科学高等研究院・修士課程修了。同博士課程に在籍。専門は科学技術史・生物学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

砂糖 翠

8
人新世にどのようにして至ってしまったのかという問いの元、いくつかの観点から明らかにした著作。面白かったので少し良かった点を。 ・人新世という概念を使うときに一番気をつけなければならないのは、「人類が」とすることによって、不可逆的なまでの破壊を一体誰が引き起こしてしまったのかという帝国主義的側面を覆い隠してしまうことである。著作ではとりわけイギリスから始まる経済活動に主眼を置き、この点に用心深かった点は良い。 2018/06/12

犬養三千代

7
2018年4月10日 クリストフ·ボヌイユ ジャン=バティスト·フレソズ 3200円 青土社 地質の時代区分の考え方。完新世の末期?産業革命以降を地球の環境を破壊したと考える時代区分。 難しいのでもう一度読みたい。2018/10/31

Mealla0v0

7
人新世とは、パウル・クルッツェンが提唱した、人類が地質学的な行為者となった時代のことを言う。大気の炭素化やその他人類の産業活動が地球環境へ与えた負荷によって地質学的に変化を来している人新世において、人類の科学技術力が逆に地球を救済するのだという大きな物語が生まれつつあるとして、筆者らは批判的に捉えている。フーコー風な、地球の統治、地‐権力という分析装置で、地球の救世主という言説を解体しようとする。その後、人新世という観点から人類史を再検討することで、地球環境に与えた負荷と近代の歪みを問題にする。2018/05/24

人生ゴルディアス

6
最近目にする人新世(一発変換できない…)。人の活動があまりに大きくなりすぎて、地質学的な影響を残すようになっているので……といういつもの環境保護論者のまた新しいやつね、というのとはちょっと違って、今回はどちらかというと科学者たちが大挙して環境問題に乗り込んできていて、ついに感情とスコラ哲学的形而上学ではなく、データで環境が語られるようになるのかと普通の人は思うだろうけど、思想系文系学者はそれだとおまんまの食い上げなので、俺らの領分だから科学者には渡さない、という縄張り争いが本書。あと青土社は誤字脱字多すぎ2018/06/11

ヒナコ

4
持続不可能に思える現在の地球環境のありようは、産業革命を経験した人類が避けては通れない道だったのか?私たちには別の地球を創造するような歴史はなかったのか?こうした問いを執拗に繰り返しつつ、主に産業革命以降の人類史・環境史が議論されている。→2020/12/10

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