出版社内容情報
マンガを読めば、視覚文化がわかる!ジャンルに内在し、超えていく「超」批評集!!松本大洋、今日マチ子、高橋留美子、水木しげる、諸星大二郎……。巨匠や先駆者たちの図像表現からマンガ独自の可能性を追求すると同時に、安倍吉俊、『魔法少女まどか☆マギカ』、『仮面ライダーディケイド』など、イラストレーション、アニメ、ホビーなど隣接領域も渉猟する。現代日本のポピュラーカルチャーに欠かせないマンガを起点にして、視覚文化の見取り図を新たに描き出す野心的な試み。『視覚文化「超」講義』の批評家が縦横無尽に論じ尽くす決定版批評集!
内容説明
巨匠や先駆者たちのキャラクター造形や物語構造などからマンガ独自の潜勢力を解放すると同時に、視覚文化のリアルを更新する注目の批評家の冒険!
目次
第1部 「形象」と視覚文化(拳と花―松本大洋『ZERO』について;マユの黒髪、繭の白―今日マチ子『cocoon』が開いたもの;すべては「にがおえ」になる―おおひなたごうのスタイル;動物と植物に触れる―伊藤若冲の動植綵絵)
第2部 作品世界の「媒介性」(魔法少女たちの舞台装置;呪泉郷の潜勢力―「るーみっくわーるど」と『らんま1/2』;「古街」世界のナビゲーション―安倍吉俊のイラストレーションについて;キャラクターと対象性―『クマのプーさん』における身振りの定式)
第3部 「神話」を辿り直す(水木しげるの新しい学―妖怪イメージの体系と方法;切片と投擲―『寄生獣』のシンボリズム;異界の構造と変わっていく神話―諸星大二郎の『マッドメン』について;ミッシング・リンク―『機動戦士ガンダム THE ORIGINE』におけるモビルスーツの系譜と魅力;『仮面ライダーディケイド』、旅の途中)
著者等紹介
石岡良治[イシオカヨシハル]
1972年生まれ。批評家。表象文化論・ポピュラー文化研究。東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)博士後期課程単位取得満期退学。跡見学園女子大学、大妻女子大学、神奈川大学、鶴見大学、明治学院大学ほかで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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