内容説明
教えられた科目を、懸命に覚えることが「学習」だろうか。就職や将来を有利に展開するための有名校志願か。そんな学校と勉強に疑問と不満を感じる人は少なくない。人生死ぬまで勉強だ!学長経験を有する、歴史学と動物行動学の第一人者が様々な角度から徹底的に討議する、「学び」の原点とは。人気学長二人による夢の競演、面白くないはずがない「新・学問のすすめ」。
目次
第1章 「まなびや」の在るべき姿を求めて(教会の「藁敷き」が教室だった;自然科学は「森の開墾」から始まった ほか)
第2章 「自分とはなにか」から始まる学問―歴史学(修道院で芽生えた「ヨーロッパへの憧れ」;「自分」を知ることは「全世界史」を知ること ほか)
第3章 「学び」の原点はどこにあるのか(ウグイスは「カー」と鳴けるか;学習が子どもの発想を阻害している!? ほか)
第4章 「数式にならない」からおもしろい―生物学(「学問」は役に立つか?;「生物」と「無生物」の違い ほか)
著者等紹介
阿部謹也[アベキンヤ]
1935‐2006。専攻はドイツ中世史。1958年一橋大学経済学部卒業後、同大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、東京経済大学教授を経て一橋大学教授。92年からは一橋大学学長を務める。99年より共立女子大学学長。社会史研究の泰斗として知られる。「世間」をキーワードに独自の日本人論を展開
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930‐2009。専攻は動物行動学。1952年東京大学理学部卒業後、東京農工大農学部教授、京都大学理学部教授を経て、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長などを歴任。ティンバーゲン、ローレンツ、ドーキンスらの日本への紹介者としても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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