建築家・篠原一男―幾何学的想像力

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791763368
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

日本的伝統に立脚しつつ,幾何学的精神に溢れた清楚な空間構成の住宅で,圧倒的支持を受けた神話化されてきた建築家・篠原一男。

内容説明

「住宅は芸術である」―。日本的伝統に立脚しつつ、幾何学的精神に満ちた美しい空間を探求し続けた神話的建築家・篠原一男。生きることの意味と美と永遠性が創出されたその住空間の魅力と理念を精緻に分析し、建築空間の可能性を切り拓いた意欲的クリティーク。

目次

1 篠原一男を憶う―坂本一成氏によるインタヴュー
2 異端の空間
3 住宅と都市―篠原一男との対話
4 幾何学的想像力と繊細な精神
5 エッセイ(美しい宣言―デパートの中に建った2つの家;仮象性の主張;「意味」の空間;ある建築の印象)

著者等紹介

多木浩二[タキコウジ]
1928年生まれ。東京大学文学部美学科卒業。元千葉大学教授。専攻は、芸術学・哲学。建築・現代美術・舞台芸術などの批評活動を行ないつつ、18世紀末から現代の政治、社会、芸術などの相関を通じて歴史哲学への問いに関心を集中している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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miura-p

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柱や梁、壁が作り出す建築がこれだけの哲学を含蓄している。もはや普通の建築とは次元が違う。そんな空間に身体を落とし込んだとき、その染み出てくる哲学をどれだけ肌で感じとれるものなのか。とても興味がある。作り手と使い手、その意識のズレからくる建築表現の危うさは必ずある。それを自覚しつつ作り込んでいける篠原一男さんに改めて天才を感じた。2013/08/13

moyk

0
取り敢えずキーワードだけは拾えたという感じ…。2013/07/15

引用

0
架構表現ということで言えば、梁、小屋組、柱、壁、床、と垂直要素と水平要素をなんとなく交互に題材として展開してきたのかもしれない、と思わせる。しかし多木浩二にとっての建築のどれだけを占めていたのかがわからないとまだちょっと判断できない2021/02/28

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