出版社内容情報
多人種、移民による錯乱と混沌のニューヨークで、資本と権力による熾烈な収奪に対抗する無数、無名の民衆の多彩極まりない戦術。
内容説明
多人種・移民による錯乱と混沌の21世紀の世界首都ニューヨーク。その市街で日々展開される資本と権力による熾烈な収奪に、生活しかつ文化生産と闘争で対抗する、無数の無名民衆の多彩極まりない戦術とは―。スクワット、ガーデニングなどの住環境運動、アートや演奏による主張・表現から、各種の権利奪還・反戦行動まで、生存のためのラディカルな闘争の現場を描き切る。誰も書けなかったニューヨーク。
目次
世界民衆都市への招待
第1部 領地の拡張、大地の振動(大地に棲むこと、領土に住むこと;群集身体に花を咲かせよ!)
第2部 闘う情動の街角(情動の街;情動の組織論)
第3部 黒と赤と、そして(革命運動の蜜月;都市化における変革運動の共棲 ほか)
第4部 旅する地霊の場所(地下鉄とニューヨーク的民衆;回帰/反復する多頭獣 ほか)
ニューヨーク概念装置
著者等紹介
高祖岩三郎[コウソイワサブロウ]
批評家/翻訳家、Autonomedia、VOL編集委員。1980年以降、ニューヨーク在住。画廊スタッフ、グラフィック・デザイナーを経て、翻訳/執筆活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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