感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
5
中年からしても、アベノミクス(AM)で浮かれている場合ではないと思う特集である。44頁にあるが、名ばかり自営業というのは、評者も Book Clubをやろうとしているが、集客すらままならない。どの世代も余裕を一切失っている証。竹信三恵子氏が指摘する、成長誇大広告で分配問題隠蔽ということが問題(62頁)。永久就活人生に追い込まれる中年非正規(74頁)。AMの犠牲者多し。森岡孝二教授の就活自殺などの玉稿は新氷河期の招来、若者酷使で自殺、若者非正規5割・・・と、労働者の権利は今日ほど弱い時代はないと批判される。2013/04/29
ひより
0
就活生なので本屋で見かけた瞬間にパラパラとめくってみました。多種多様なのはもう価値観だけでなくて働き方もそう。就活成功だけが人生成功じゃない!とはなんとなく思ってはいても、やっぱり焦る。そもそも就活成功とはなんなのかすら怪しい時代…自分の人生・生き方・ライフスタイルに合わせた方法を自ら選択する、とどこかの章に書いてありましたが、まさにそうなんだと焦る気持ちを少し落ち着かせてくれた"就活本"でした。これから就活生へと足を踏み入れる人に読んでほしい。2013/04/29