日常を拓く知〈4〉食べる

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790716488
  • NDC分類 002
  • Cコード C0300

内容説明

食べることの「常識」が変わる!人は何のために“食べる”のか?食をめぐるグローバルな問題とは?『エビと日本人』から『ブタがいた教室』まで食の多様な側面をとりあげ、対談、エッセイ、ブックガイドという3つのスタイルを用いて、「食べること」と「生きること」を結びあわせる。

目次

1 “食べる”を語る(わたし「食べる」人、あなた「作る」人―ローカルな世界のグローバルな問題;「食べる」ことが病になるとき―「見られる身体」という呪縛;命を食べること、命を奪うこと―「生き物」と「食べ物」)
2 “食べる”を考える(宗教学から―聖書と「食べる」;地域社会学から―「食」を通した地域の活性化;文学から―時代小説で味わう江戸の食;臨床社会学から―当たり前の営みなのに、食べることってややこしい?;社会福祉学から―食べること(分かち合うこと)を支えられないという危機
国際関係論から―食のグローバル化と私たち)
3 “食べる”を学ぶためのブックガイド(“食べる”歴史を学ぶ;“食べる”文化を学ぶ;“食べる”味わいを学ぶ;“食べる”問題を学ぶ;“食べられない”現実を学ぶ;“食べる”ことの根源を学ぶ;“食べる”意味を学ぶ)

著者等紹介

景山佳代子[カゲヤマカヨコ]
1973年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。神戸女学院大学文学部総合文化学科専任講師。専門は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ココアにんにく

4
「命を食べる」の鶏の話が印象に残っています。宮沢賢治を併読していたので『フランドン農学校の豚』などと重なる。日頃目にするパッケージされた「きれいな肉」の背景を時々想像していました。餓死の問題、ニュースを思いだした。宗教の話も知らない事ばかり。やみつきの味の話はデヴィット・A・ケスラーの本を思い出す。ほっとする話が池波正太郎さん。未読の大作家ですが読みたくなる。冷蔵庫のない時代を想像して旬の食材を日頃の食卓に取り入れたくなる。西宮北口と夙川のお店、行きます。2019/06/18

aof

2
「食べる」をさまざまな視点から論じてる本。てか、この日常を拓く知のシリーズええな。揃えたい。 食べるって、生きるために欠かせないし、労働だし、文化だし、人間関係だし、ルッキズムだし、論点が多すぎて、めちゃ面白いんだと思った。ジャンルを横断して、「食べる」に着目するのおもろいな。2023/08/27

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