内容説明
イギリス小説は、ジェイン・オースティン文学とその影響の理解抜きには語れない。“結婚”というテーマで日常生活をユーモアを交え鋭利な筆致で描いた、イギリス小説史上に燦然と輝くジェイン・オースティン文学への確かな道しるべ。
目次
序章 日本におけるジェイン・オースティン
第1章 ジェイン・オースティンの生涯と時代背景
第2章 ジェイン・オースティンの研究法
第3章 六大小説
第4章 断片(作品)
第5章 オースティン文学の特色
著者等紹介
内田能嗣[ウチダヨシツグ]
帝塚山学院大学名誉教授、日本オースティン協会理事
塩谷清人[シオタニキヨト]
学習院大学文学部教授、日本オースティン協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ribes triste
12
ジェイン・オースティンの六大小説を読む度に、虎の巻風に引っ張り出してきては読んでます。様々なオースティン研究者が集まって執筆されており、バラエティに富んだ内容で楽しいです。2022/02/22
Yuka Kohno
0
オースティンの全作品に一度、目を通してから読んだ方が、より理解しやすい(というのも、序章〜2章の間で小説のキャラクター名は既に知っているという前提で論じられているから)。ジェーン自身が小説家として大成するまでの人生を主に映画にした”Becoming Jane”も、彼女の家庭事情の説明を読んだ後に見ると、より理解しやすいかも。2015/05/23