内容説明
日本製定番デバイス・モデルで学ぶディスクリート回路。
目次
第1章 受動素子RLC回路の特性(RLC回路のシミュレーションでLTspiceをマスターする;RLC回路の共振 ほか)
第2章 ダイオード(ダイオードの動作;ダイオードの特性式 ほか)
第3章 トランジスタ(トランジスタの動作;トランジスタの特性式 ほか)
第4章 接合型電界効果トランジスタ(FETの種類と特徴;JFETの特性 ほか)
第5章 応用回路(OPアンプにブースタを接続する;1A以上の出力電流を得るには ほか)
著者等紹介
遠坂俊昭[エンザカトシアキ]
1949年群馬県新田郡薮塚本町に生まれる。1966年アマチュア無線局JA1WVFを前橋にて開局。1973年(株)三工社に入社。電気検測車用計測装置、ATS地上子用Qメータの開発に従事。1977年(株)エヌエフ回路設計ブロックに入社。アイソレーション・アンプ、ロックイン・アンプ、FRA、保護リレー試験器の開発および特注品の設計に従事。2001年文部科学大臣賞受賞。2008年職業能力開発総合大学校東京校客員教授。2009年群馬大学工学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vinlandmbit
47
LTspiceを使いこなすために購入。どちらかと言うとLTspice よりもアナログ回路の基本についてという内容なので期待するものとは異なりましたが、復習見直しとしてはしっかりしている記載内容なので、回路の知識とツールの両方を高めたい人には良いかもです。2020/08/23
Jiemon
2
5年振りの再読。5年経つとネットで大方のことが調べられるため、半ばこの本の役割を終わったのかとも思うが、トランジスタの基本については、大学の教科書張りにきちんと解説してある。トランジスタのhパラメータを使っての増幅回路の設計については筆者が大学時代ピンと来なかったと記載されているが、全く同感である。会社に就職して初めてその原理らしきものが朧気ながら理解できたが、シミュレーションの世界では更にPCの画面上でその現象を把握でき、全く便利な世界になったもんだとつくづく実感させられる。2020/07/12
Jiemon
0
迷うことなくそのまま回路図を描いて、シミュレーションができた。使える。2015/05/16
バリバリブーン
0
全体の1割くらいがLTspiceの使い方で、残りはシミュレータを利用したダイオードやトランジスタの基本回路の解説。 よい復習にはなったが、個人的には、デバイスモデルの作成やインストール方法など、今後、LTspiceを活用していく上で必要な機能の解説ももっと付与して欲しかった。2016/11/21