内容説明
長時間労働、過労死、社畜、経済摩擦…。繰り返し指摘されてきた、日本の企業中心社会が作り出す歪み。だが、従来の議論ではある問題が―女性と男性が直面する〈現実〉の違いが―忘れられてはいなかっただろうか。「ジェンダー(性別)関係」をキーワードに、あらたな角度から現代日本の構造と動態をとらえる刺激的な試み。
目次
第1章 企業中心社会の変革のために―いま必要な視角
第2章 企業中心社会の労働とジェンダー
第3章 企業中心社会の再編―産業構造の変動とジェンダー関係
第4章 企業中心社会の総仕上げ―「日本型福祉社会」政策の展開