出版社内容情報
日常的な相互行為における「意味のやりとり」を丹念に分析することで、心理学、人類学いずれとも異なる視点から「心」と「文化」をとらえなおし、二つの分野を架橋する「相互行為の人類学」。具体的な研究例をとおして、その手法と魅力を伝える入門書。
高田 明[タカダ アキラ]
著・文・その他
内容説明
科学的な手続きで「心」の問題に取り組んできた心理学と、今まさに生きている人々に注目して「文化」を理解しようとする人類学。両者を架橋し、人間理解のあらたな地平をひらくアプローチの手法と魅力を、フィールドワークの実例をとおして活き活きと伝える入門書。
目次
第1章 相互行為の人類学への招待
第2章 理論と方法
第3章 社会的認知
第4章 他者理解
第5章 発達と社会化
第6章 言語とコミュニケーション
第7章 感情
第8章 結論にかえて
著者等紹介
高田明[タカダアキラ]
1971年生。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授。専門は人類学、地域研究。京都大学文学部卒、京都大学博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(DC1、PD)、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教などを経て現職。この間、UCLA言語・インタラクション・文化研究センター客員研究員、ボツワナ大学人文学科アフリカ言語・文学専攻付属研究員、フランス社会科学高等研究院客員研究員、ケルン大学グローバルサウス研究センター客員研究員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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