出版社内容情報
松尾 浩一郎[マツオ コウイチロウ]
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根本 雅也[ネモト マサヤ]
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小倉 康嗣[オグラ ヤスツグ]
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内容説明
今を生きる私たちは、原爆をどのように理解し、受けとめているか。八月六日の広島平和記念公園。そこに集い、思い思いに“原爆をまなざす”無数の人びと。その姿を映像によって多角的にとらえ、この日この場所の人びとの営みの全体像を理解し、その意味を解きほぐす試み。ビジュアル・エスノグラフィの方法論入門としても好適。
目次
第1部 課題と方法(“原爆をまなざす人びと”をまなざす;ビジュアル・エスノグラフィの方法)
第2部 ビジュアル・エスノグラフィの実践(ビジュアル・フィールドワークの経験―広島を見る眼と身体;平和記念公園をまなざす映画づくり;社会調査映画『アバーブ・ザ・グラウンド』の挑戦;調査表現としてのビデオ・インスタレーション;“群像”をまなざす“群像”―イメージ生産の再帰性と集合的無意識)
第3部 八月六日の平和記念公園という場所(元安橋―平和記念公園の境界;原爆ドームと原爆供養塔―平和と慰霊;深夜の原爆慰霊碑前に祈る人びと)
著者等紹介
松尾浩一郎[マツオコウイチロウ]
1972年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、帝京大学経済学部教授
根本雅也[ネモトマサヤ]
1979年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)
小倉康嗣[オグラヤスツグ]
1968年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、立教大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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