ボウイ―その生と死に

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ボウイ―その生と死に

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  • サイズ B40判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788515543
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0010

内容説明

関連105曲プレイリスト・Spotifyコード付。

目次

わたしの初体験
エピソード的点滅
アートのみだらなレッスン
ワンダフル
ハイデガー流の退屈論で退屈にさせるわたし
ユートピア的な何か
見者は虚言者である
無を堅持すること(=何ものにもすがらぬこと)
宇宙空間のハムレット
ディストピア―ここで手に入るもの〔ほか〕

著者等紹介

クリッチリー,サイモン[クリッチリー,サイモン] [Critchley,Simon]
1960年生まれ。哲学者。現在、ニューヨークにあるニュースクール・フォー・ソーシャル・リサーチ哲学科教授。哲学者ハンス・ヨナスを記念した「ハンス・ヨナス・プロフェッサー」の名誉称号をもつ。『ニューヨーク・タイムズ』で哲学コラムのフォーラム「ザ・ストーン」を運営。無名の音楽バンド「クリッチリー&シモンズ」の片割れ

田中純[タナカジュン]
1960年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。イメージ論・思想史。博士(学術)。2010年、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。著書に、『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、2001/新装版:2011、第24回サントリー学芸賞受賞)、『都市の詩学―場所の記憶と徴候』(東京大学出版会、2007、第58回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『政治の美学―権力と表象』(東京大学出版会、2008、第63回毎日出版文化賞受賞/「自殺するロックンロール―デヴィッド・ボウイにおけるロック・イデオロギー」所収)、『冥府の建築家―ジルベール・クラヴェル伝』(みすず書房、2012)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

32
感傷ではなく悲しみを、過分ではない嘆称を、そして中傷に陥らない批評でデヴィッド・ボウイの曲の理解を促して、新しい視点による解釈もくれます。本は字で表現をします。それを著者は踏まえたのでしょう。歌詞についての考察をのみ行っています。それは大胆なことであると同時に素晴らしい決断です。なぜと言えばメロディの解釈を鑑賞者に残してあり、それは鑑賞者なりのデヴィッド・ボウイを生み出すことになるのです。素晴らしい本です。デヴィッド・ボウイの数々の傑作アルバムに(すこしだけ劣りますけれども)似た香りを持つ芸術作品です。2018/01/02

くさてる

24
ファンとしての自分語りでもなく、冷静な評伝でもなく、ただ自分の人生に現れては遠ざかり、そしてずっと共にあった自分と「デヴィッド・ボウイ」という存在について、きわめて冷静に(しかしその知的な文章から涙や血がしたたり落ちているような筆致で)分析し、語った内容。ボウイとは何か?という問いかけをずっと読んでいるような気がしました。評伝やファンとしての愛などを期待すると肩透かしかもしれませんが、面白い内容でした。2018/01/31

タイコウチ

5
イギリス人の哲学者(現在は米国在住)による、歌詞の分析を中心にしたボウイ論。とりあげられる歌詞は断片的で、主に80年頃までと90年代以降の作品(105曲)に限定されている。自分語りは控えめながら、熱心なファンであることが伝わってくる真摯で誠実な文章。Heroesの一節「We are nothing and nothing can help us.」を「わたしたちは無(ナシング)であり、無(ナシング)がわたしたちを救える〔何ものもわたしたちを救えない〕のである」と訳す訳者田中純さんの力技もなかなかに刺激的。2018/01/31

ウクレレまさあき

2
哲学者が、歌詞をもとにBowieの本質を解き明かそうとする?本。 なので、Bowieの音楽やビジュアルなどの派手な部分は一切なし。特に前半は、読んでもなかなか頭に入って来なくて苦労した。キリスト教に関する記述も、日本人には難しい。 でも後半からは、リアリティをおびてくる。「The Next Day」「★」の書かれた章は面白かった。特に自分が感じた、彼の死に対する何とも言えない感情について、なんか納得できた。 「死が芸術作品となり、アーティストの美学と完全に一致した声明となる」そんな人、彼だけだろう。2018/02/03

Satoru Moriaki

1
いわゆるディスコグラフィーやバイオ本でもなく哲学者が私的なエピソードを交えたボウイ論。これがただのイチファンの思い出や感想ではなくしっかりと本質的な芸術論になっているから流石。数あるボウイ本の多くを読んだ訳ではないけど、これ極上のボウイ本じゃないかな。読後すぐに「ロックンロールの自殺者」を聞きたくなりました。訳者の気合の入り方も相当で、熱量が静かに伝わってくる。おすすめ。2018/09/28

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