内容説明
アメリカファーストの時代に、多文化共生はいかに可能なのか。異なる文化と出会った日本型組織はどのように変容するのか。組織と翻訳の変遷、ライフヒストリーを絡めた回心の過程と教えの受容から、グローバリゼーション時代における宗教の海外布教のステップを明らかにした、姉妹書『“SGI‐USA”の55年』に続く宗教社会学の成果。
目次
序章 SGI‐USAの歴史
第1章 アメリカ合衆国における日蓮仏法
第2章 SGI‐USAへの入信と回心過程
第3章 組織のアメリカ化
第4章 二段階のアメリカ化―翻訳の重要性再考
第5章 アメリカにおける師弟不二
著者等紹介
川端亮[カワバタアキラ]
1959年大阪府生まれ。1984年京都大学文学部卒業。1989年大阪大学大学院博士後期課程単位修得退学。現在、大阪大学人間科学研究科教授、博士(人間科学)
稲場圭信[イナバケイシン]
1969年東京都生まれ。1995年東京大学文学部卒業。2000年ロンドン大学大学院博士課程修了。現在、大阪大学人間科学研究科教授、博士(宗教社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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