決定版 原発の教科書 (決定版)

個数:

決定版 原発の教科書 (決定版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月17日 08時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784788515369
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C1030

内容説明

推進/反対の二項対立の先鋭化をよそに、原発新増設は着々と進む。それは本当に安全なのか?コストは安いのか?廃棄物をいったいどうする?そしてなぜ、私たちはこれほどまでに“原発”を忘れたいのか?―答えはすべてこの本に全部書かれている。関連各分野の第一人者による論考に、東浩紀と編者の鼎談「報道・ネット空間・無気力の連鎖から、先へ」、泉田裕彦元新潟県知事インタビュー「歴史に対して責任を果たしたい」、小泉純一郎「夢からさめたこの国は、これからどこに向かうのか」、そして瞠目のコラム、もんじゅ君の描き下ろしマンガなど、この1冊で現在の、そして今後10年間の“原発問題”のすべてを見通す。

目次

“原発”基礎知識
それでも醒めない「もんじゅの夢」
第1章 原発の現在(エネルギー基本計画 偏りと漂流―現在のエネルギー政策について;廃炉 福島第一原子力発電所の廃炉の前途―混迷からの救出 ほか)
第2章 原発を考えるための4つのポイント(供給安定性 エネルギー安全保障から見た原子力;環境性 地球温暖化対策と原子力発電 ほか)
第3章 「核」か「原子力」か(核武装 核燃料サイクルと独自核武装の“幻影”;日米原子力協定 日米原子力協定―日本の再処理とプルトニウム保有への米国の懸念 ほか)
第4章 原発の未来(脱原子力 脱原子力を決めたドイツ―背景と課題;交付金 原発立地自治体と交付金 ほか)

著者等紹介

津田大介[ツダダイスケ]
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。(有)ネオローグ代表取締役。「ポリタス」編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。大阪経済大学情報社会学部客員教授。テレ朝チャンネル2「津田大介日本にプラス+」キャスター。J‐WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う

小嶋裕一[コジマユウイチ]
1982年生まれ。「ポリタス」記者。映画作家。宮崎県出身。明治大学理工学部電子通信工学科卒。日本映画学校卒。インフォグラフィック「あなたは原発の寿命を知っていますか?」が第19回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門の審査委員会推薦作品に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びす男

46
原発はある種の「偏り」と不可分な形で語られる。そんな中、総合的に論点がまとまっていると聞いて手にした■新鮮だったのは日米原子力協定の話。核燃サイクルに、エネルギー資源の担保以上の意味が重ねられていたのを知った。やっぱり勉強不足である。細かい知識はもちろん、「日本の原発」をとりまく全体像を把握する努力が足りなかったと反省した■仕事柄、原発は賛否双方の立場から話を聞く。本を読み、それぞれの顔を思い浮かべる。「あの人だったら、どう読むだろう」。話を聞いたという経験が、実はリテラシーに役立っているのだと気づく。2020/06/15

栗 餡子

7
じっくり向き合いたい大切な一冊です。2018/01/14

yahiro

4
★★★☆☆ ジャーナリスト・津田大介氏編集による原発の問題点についてまとめられた一冊。かなりのボリュームと文字数に圧倒されましたが、なんとか読了。原発に対しての知識がなさすぎたので、かなり勉強になった反面、内容が反原発に寄っていて、推進派の意見がみられなかったですね。あと、原子力コンサルタント(?)と学者による寄稿が中心で、テーマごとに分類してはあるものの本全体としての流れがなく、雑誌記事の寄せ集めのように感じます。あと、これだけの分量がありながら、原発の仕組みについての記述がほぼない点も不満です。2021/08/08

yacchan2018

2
その題名が示すとおり、原発に関する現状や問題点を歴史、技術、行政、海外事例など各方面からの報告としてまとめたもの。日本における原発の存続の是非の議論がうやむやな中、その全体像を整理するのに役立つ。廃炉や使用済み燃料の処理が確立しない中で、コスト的にも原発は割高になっており、最早持続可能なエネルギーとは言えない。増してや日本には地震のリスクがある。既に欧米では、再エネのコストが1kWhあたり10セントを大きく切るほどに下がってきている中で、原発のベースロード電源という考え方自体が過去のものだという。2017/11/11

Olly

2
ニュースなどでは表面上でしか語られない原発問題について、福島原発事故以前から原子力に携わっていた著者らによる記事が纏められている。国のエネルギー方針をまとめた「エネルギー基本計画」の改訂、日米原子力協定が更新を控えるなど、今年は原子力政策の節目となるイベントが多い。巻頭の「もんじゅ君」の漫画もとっつきやすい。原発輸出には契約によるリスクの低減が重要であり、重大事故発生時の責任がメーカーが負うことになると建設後も案件リスクが残る。GEは日本に建設した原発の重大事故に関する責任を契約により回避している。2018/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12150051
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。