これからの子ども社会学―生物・技術・社会のネットワークとしての「子ども」

個数:

これからの子ども社会学―生物・技術・社会のネットワークとしての「子ども」

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 13時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788515123
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3036

出版社内容情報

◆今の時代に生きる子どもたちの場所とは?

 子ども観は時代と共に大きく変化してきました。近年は、子どもの権利思潮などにも後押しされて、子どもの能動性に注目する視点や、子どもの社会的構成に着目する視点が広く支持されています。しかしこれらの見方は、「子ども」というカテゴリーを過度に本質化しており、社会的要素だけでなく身体的でもあり技術の影響も深く受ける子どもの複雑なあり方を捉えていません。著者プラウトは、現在の子ども社会学のさまざまな視点を批判的に吟味しつつ、自然科学と社会科学の知を縦横無尽に行き来しながら、子ども研究のあるべき形を描き出していきます。これからの子ども研究の新たな知の枠組みを提示した、子ども学研究者、学生が読み、参照すべき重要文献の完訳です。

これからの子ども社会学 目次

日本語版への序文

謝辞

はじめに



第1章 グローバル化する世界における「子ども」の変容

 はじめに

 「子ども」とモダニティ

 「子ども」の表象

 グローバリゼーションと「子ども」

 「子ども」と文化的グローバリゼーション

 結 論



第2章 子ども研究とモダンの心性

 はじめに

 モダンの心性

 文化と自然

 子ども研究の歴史

 社会的なものの上昇

 結 論



第3章 社会的なものにまつわる二元性

 はじめに

 子ども社会学

 近代主義的社会学

 子ども社会学の二分法

 包摂された中間部に向けての戦略

 包摂された中間部のための資源

 世代関係

 ライフコースと異種混淆の生成変化

 移動性

 結 論



第4章 「子ども」・自然・文化

 はじめに

 科学と社会

 社会生物学エピソードの遺産

 現代社会生物学

 動物における幼若性の進化

 霊長類と人間

 霊長類の幼若性

 身体・「子ども」・社会

 生物―技術―社会の翻訳

 結 論



第5章 「子ども」の未来

 はじめに

 子どもとありふれた人工物

 情報コミュニケーション技術

 生殖技術

 子どもと向精神薬

 結 論



あとがき

訳注

訳者あとがき

文献

事項索引

人名索引

アラン・プラウト[アラン プラウト]

元森 絵里子[モトモリ エリコ]

内容説明

「子ども」は、自然で文化的、生物学的で社会的、物質的で言説的な「ハイブリッド」である―。自然科学と社会科学を縦横に行き来しつつ、「子ども」をめぐる近代主義的対立を乗り越える子ども研究の形を理論的に示した、これからの子ども社会学の新スタンダードの完訳。

目次

第1章 グローバル化する世界における「子ども」の変容(「子ども」とモダニティ;「子ども」の表象 ほか)
第2章 子ども研究とモダンの心性(モダンの心性;文化と自然 ほか)
第3章 社会的なものにまつわる二元性(子ども社会学;近代主義的社会学 ほか)
第4章 「子ども」・自然・文化(科学と社会;社会生物学エピソードの遺産 ほか)
第5章 「子ども」の未来(子どもとありふれた人工物;情報コミュニケーション技術 ほか)

著者等紹介

プラウト,アラン[プラウト,アラン] [Prout,Alan]
英国ヨークシャー生まれ。スターリング大学教授、ウォリック大学教授、リーズ大学非常勤教授を歴任。英国経済社会研究会議(ESRC)の“Children 5‐16 Research Programme”のディレクターを務めたこともある

元森絵里子[モトモリエリコ]
東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、明治学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むぎ

2
やっと通して読んだ。簡単とはいかないが新しい子ども社会学の雰囲気を知るのには良書。子どもは自然か/文化かなどの近代主義的二分法を崩す点に力点が置かれており(ハイブリッドをそのまま受容する勇気が読者に試されている?)、ANTからの影響が強そう。実際よく引用されている。本書の「子どもの権利」や児童労働への評価はやはり物議を醸しそう。そういや、学校教育は子ども期を策定するものとしては言及されても、教育の積極的側面については言及無かったような。若干敵を作りそうだが、思想研究としてのスリリングさは嫌いじゃないかも。2020/03/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11545400
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。