出版社内容情報
柿原 泰[カキハラ ヤスシ]
加藤 茂生[カトウ シゲオ]
川田 勝[]
内容説明
「聖俗革命」「逆遠近法」などの概念で科学史・科学哲学の世界に新風を吹き込んだ村上科学論。その評価をめぐる、気鋭の論客による批判と、村上による学問的自伝をからめた真摯なる応答。3・11後へ向けて、科学・技術のあり方を根底から問う。
目次
学問的自伝
主要著作紹介
村上科学論への誘い(「正面向き」の科学史は可能か?;科学の発展における連続性と不連続性;村上陽一郎における総合科学と安全学)
村上科学論への批判(聖俗革命論に「正面向き」に対する;聖俗革命は革命だったのか―村上「聖俗革命」をイギリス側から見る;聖俗革命論批判―「科学と宗教」論の可能性;村上陽一郎の科学史方法論―その「実験」の軌跡;村上陽一郎の日本科学史―出発点と転回、そして限界;科学批判としての村上科学論―科学史・科学哲学と「新しい神学」;支配装置としての科学―哲学・知識構造論;社会構成主義と科学技術社会論;村上科学論の社会論的転回をめぐって;村上医療論・生命論の奥義)
批判に応えて
著者等紹介
柿原泰[カキハラヤスシ]
1967年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(科学史・科学哲学研究室)。専門、科学史・科学技術論。現在、東京海洋大学准教授
加藤茂生[カトウシゲオ]
1967年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(科学史・科学哲学研究室)。専門、科学史・科学論。現在、早稲田大学専任講師
川田勝[カワダマサル]
1966年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(科学史・科学哲学研究室)。専門、科学史・科学論。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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